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2017.09.09

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仙寿菜 甘くかわいく 岐阜女子大 浅川、根上さん新作菓子 美濃の菓子店が販売検討

 美濃市曽代の道の駅美濃にわか茶屋で8日に開かれたオープン10周年の記念祝賀会で、岐阜女子大(岐阜市)の学生二人が考えたスイーツ3種が記念品として出席者100人に配られた。市特産の「仙寿菜」を使って地域性を出し、見た目やパッケージもかわいらしく工夫した1箱。今後、一般向けに商品化も検討される。(本間貴子)

 同大と美濃市、道の駅を運営する第3セクター美濃にわか茶屋は、2012年に食に関する連携協定を締結。食を通じて地域貢献をしようと、同大の学生らは道の駅内のレストランのレシピを考案したり、美濃和紙の原料のコウゾでケーキを作ったりしてきた。

 今回スイーツ作りを担当したのは、家政学部健康栄養学科4年の浅川知加さん(21)、根上亜紀さん(21)。卒業研究の一環としてレシピを考え、美濃市常盤町の「此(こ)の花亭」と同市殿町の「神田屋」の菓子店2店に試作品を持ち込んで、菓子作りを依頼した。

 完成したスイーツは美濃市の花・梅の形をした寒天の和菓子「琥珀(こはく)糖」、ピンク色がかわいらしいマカロン、練りごまを加えたあん豆腐の3種類。白いメレンゲを使ったお菓子を選んだり、温度ごとの仙寿菜の色調の変化を楽しめるよう異なる色合いに仕上げたという。パッケージは美濃和紙風の紙を選び、和風のデザインにした。仙寿菜は加熱するとオレンジ色に退色するため、本来の鮮やかなピンク色を生かすのに苦心したという。

 記念品のスイーツは此の花亭と神田屋が商品化を検討している。

 浅川さんは「美濃市のことはあまり知らず、まず地域に目を向けるところから始まった。多くの地元の人が関わって完成し感無量です」と話していた。

(2017年9月9日 中日新聞朝刊中濃版より)

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