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中日新聞掲載の大学記事

2017.05.26

日本語と社会学びに 高山 米の大学生が就業体験

 ひだホテルプラザ(高山市花岡町2)で、米オハイオ州の大学生ザッカリー・ライアン・コーカーさん(23)が25日から、インターンシップ(就業体験)を始めた。期間は3カ月間で「日本語を学んで、日本の社会のことも知りたい」と意欲を見せる。

 コーカーさんは、高校生のころに見たアニメがきっかけで日本に興味を持った。現在通うボーリンググリーン大ではアジア研究を専攻。今回は名古屋学院大との交換留学制度を利用し、初めて高山を訪れた。2年前に埼玉県の大学に1年間留学しており、日本語は流ちょうだ。主にフロントで接客を担当する。

 この日はオーストラリアからの団体客などを英語で出迎えた。「初めての仕事だが、ホテルの人も優しく教えてくれた」と話す。

 昨年の高山市の外国人宿泊者数は、約46万人と過去最多。同ホテルも宿泊者の約4割が外国人という。中国やマレーシア出身の社員も働くが、海外からのインターン生受け入れは初めて。宿泊支配人の桜本大介さん(45)は「英語が上手な従業員は多くないので、私たちもザック(コーカーさんの愛称)から教えてもらいたい」と期待している。(片山さゆみ)

(2017年5月26日 中日新聞朝刊飛騨版より)

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