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2017.05.11
中部大の天文台が開所 関係者祝う 「国内外の連携期待」
春日井市の中部大で10日、学内に完成した「中部大学天文台天体観測所」の開所式があった。付属校の中高生らも加わり、新たな学びの場誕生を祝った。
式では、中部大の飯吉厚夫理事長・総長が「国内外の天文台との連携に期待すると同時に、地域の皆さんに愛される天文台になってほしい」とあいさつ。地元の伊藤太市長らを交えて観測所前でテープカットした。
開所に合わせ国立天文台の林正彦台長と、宇宙飛行士で中部大創発学術院客員教授でもある土井隆雄さんの記念講演があった。
観測所の天体観測ドームは直径4メートルあり、口径30センチの反射望遠鏡、15センチの屈折望遠鏡を備える。
観測所では気象観測装置や今後整備する全天カメラなども活用して、大気中の放電現象や雲の生成、宇宙線など幅広い調査、研究を重ねる。成果を観測機器の開発にも生かしたい考え。
観測所のセミナー室は、140インチスクリーンにプラネタリウムの3D映像が投影できる。理工系学部以外の学生や付属校の中高生たちも天文の知識を深めるほか、天文に親しむ場として地域への開放も検討している。(小蔵裕)
(2017年5月11日 中日新聞朝刊近郊版より)
式では、中部大の飯吉厚夫理事長・総長が「国内外の天文台との連携に期待すると同時に、地域の皆さんに愛される天文台になってほしい」とあいさつ。地元の伊藤太市長らを交えて観測所前でテープカットした。
開所に合わせ国立天文台の林正彦台長と、宇宙飛行士で中部大創発学術院客員教授でもある土井隆雄さんの記念講演があった。
観測所の天体観測ドームは直径4メートルあり、口径30センチの反射望遠鏡、15センチの屈折望遠鏡を備える。
観測所では気象観測装置や今後整備する全天カメラなども活用して、大気中の放電現象や雲の生成、宇宙線など幅広い調査、研究を重ねる。成果を観測機器の開発にも生かしたい考え。
観測所のセミナー室は、140インチスクリーンにプラネタリウムの3D映像が投影できる。理工系学部以外の学生や付属校の中高生たちも天文の知識を深めるほか、天文に親しむ場として地域への開放も検討している。(小蔵裕)
(2017年5月11日 中日新聞朝刊近郊版より)