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2017.04.27
朝食の大切さ伝えたい 名古屋学芸大生作製 若者向け「健康だより」
朝ご飯食べてますか−。朝食を抜く若者が多いといわれる中、名古屋学芸大(日進市)で栄養やデザインを学ぶ学生が、学部の枠を超えて協力し、朝食の大切さを同年代に伝える「健康だより」を作製した。1年生の入学に合わせ、日進、長久手市内にキャンパスがある6大学で1万部を配布した。(森若奈)
健康だよりはA4判1枚。若者向けの健康増進の取り組みとして、日進市健康課が昨年、同大に作製を依頼した。管理栄養学部の7人と、メディア造形学部の2人が携わった。
学生たちは、同世代に多い「朝食欠食」をテーマにすることに決め、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて、300人の学生に食に関する意識調査を実施。その結果「300人のうち4割が朝食を毎日食べていない」「朝食を食べていない人は朝食より睡眠や身支度を優先している」といった実態が浮き彫りになった。
調査結果は、健康だよりの表面で紹介した。メディア造形学部3年の尾関真彩さん(20)は「堅苦しいイメージではなく、友達からのメッセージのように読んでほしい」と、タイトル文字やグラフを手書きし、柔らかい雰囲気にこだわった。
裏面では、手軽に朝食を取るためのアイデアをまとめた。管理栄養学部4年の田中海生(みお)さん(21)は、残り物のカレーや唐揚げを朝食に活用するレシピを考案。時間がないときに喫茶店のモーニングを活用したり、果物で栄養補給するアイデアも掲載した。
2つの学部が協力した健康だよりの評判は上々。田中さんは「栄養指導の実習でも、人の行動を変えるのは大変だと思った。だけど、伝え方1つで人のモチベーションは変わる。今回はデザインを学んでいる仲間とのコラボレーションが生きた」と手応えを感じていた。
(2017年4月27日 中日新聞朝刊なごや東版より)
健康だよりはA4判1枚。若者向けの健康増進の取り組みとして、日進市健康課が昨年、同大に作製を依頼した。管理栄養学部の7人と、メディア造形学部の2人が携わった。
学生たちは、同世代に多い「朝食欠食」をテーマにすることに決め、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて、300人の学生に食に関する意識調査を実施。その結果「300人のうち4割が朝食を毎日食べていない」「朝食を食べていない人は朝食より睡眠や身支度を優先している」といった実態が浮き彫りになった。
調査結果は、健康だよりの表面で紹介した。メディア造形学部3年の尾関真彩さん(20)は「堅苦しいイメージではなく、友達からのメッセージのように読んでほしい」と、タイトル文字やグラフを手書きし、柔らかい雰囲気にこだわった。
裏面では、手軽に朝食を取るためのアイデアをまとめた。管理栄養学部4年の田中海生(みお)さん(21)は、残り物のカレーや唐揚げを朝食に活用するレシピを考案。時間がないときに喫茶店のモーニングを活用したり、果物で栄養補給するアイデアも掲載した。
2つの学部が協力した健康だよりの評判は上々。田中さんは「栄養指導の実習でも、人の行動を変えるのは大変だと思った。だけど、伝え方1つで人のモチベーションは変わる。今回はデザインを学んでいる仲間とのコラボレーションが生きた」と手応えを感じていた。
(2017年4月27日 中日新聞朝刊なごや東版より)