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中日新聞掲載の大学記事

2017.04.23

名古屋市大学生消防団 新たに5校参加

 名古屋市大学生消防団の辞令伝達式と総会が22日、中村区平池町の愛知大名古屋キャンパスであった。消防団員として活動する学生や消防関係者ら200人が出席した。

 大学生消防団は昨年4月、中京大と名古屋市立大の50人で発足。本年度は愛知、愛知学院、東海学園、名古屋学院、南山の5大学が加わってスタート。大学ごとに25人の分団をつくり、計175人で活動する。

 目的は、若者目線で消防団を広報することや地域防災力向上で、実際の火事現場での活動は行わない。防災訓練への参加や、出初め式や大学祭での消防団のPR、応急手当ての普及員の講習受講などに取り組んでいく。

 伝達式で団長を務める中京大4年の水谷光貴さん(21)が1年間の活動を踏まえて、「素晴らしい経験ができた」と振り返る一方、「各地の消防団員の減少や高齢化は簡単に解決できない。なぜ大学生が団の活動に参加するのかを考えながら活動してほしい」と呼び掛けた。

 市消防団連合会の一ノ瀬喜之会長(69)は「若いフレッシュなパワーとアイデアで、消防団の活動を社会に周知してほしい」と話した。南山大4年の菊池夏子さん(21)=同大分団長=は「防災訓練などで地域の人と交流していきたい」と抱負を語った。 (福本英司)

(2017年4月23日 中日新聞朝刊市民版より)
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