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2017.03.28
名城大 研究所新設でシンポ 究極の光源 開発拠点に
名古屋市天白区の名城大で27日、電力消費量を大幅に削減可能な「レーザーダイオード(LD)」などを開発する「光デバイス研究センター」の新設を記念したシンポジウムが開かれた。
光デバイスは光関連電子部品の総称で、LDは次世代光デバイスとして近年注目を浴びている。センターは2014年にノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇終身教授と天野浩・名古屋大教授の青色発光ダイオード(LED)の研究を発展させ、開発に取り組む。赤崎終身教授を名誉センター長に迎え、今月から本格稼働している。
シンポでは赤崎終身教授が「LDは究極の光源。研究者や学生の皆さんが英知を結集し、作り上げてほしい」とあいさつ。参加した天野教授も「センターが、日本(の科学技術)がV字回復する拠点になってほしい」と語った。
また名城大では、正門近くの校友会館に「赤崎・天野ノーベル賞記念展示室」を新設、同日内覧会を開いた。展示室には、青色LEDの開発やノーベル賞受賞を解説したパネルを展示。両教授のノーベル賞メダルのレプリカや青色LEDモニュメント、実際に開発した青色LEDレプリカなど30点が展示されている。展示室は誰でも訪れることができ、平日開館、入場無料。 (坪井千隼)
(2017年3月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)
光デバイスは光関連電子部品の総称で、LDは次世代光デバイスとして近年注目を浴びている。センターは2014年にノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇終身教授と天野浩・名古屋大教授の青色発光ダイオード(LED)の研究を発展させ、開発に取り組む。赤崎終身教授を名誉センター長に迎え、今月から本格稼働している。
シンポでは赤崎終身教授が「LDは究極の光源。研究者や学生の皆さんが英知を結集し、作り上げてほしい」とあいさつ。参加した天野教授も「センターが、日本(の科学技術)がV字回復する拠点になってほしい」と語った。
また名城大では、正門近くの校友会館に「赤崎・天野ノーベル賞記念展示室」を新設、同日内覧会を開いた。展示室には、青色LEDの開発やノーベル賞受賞を解説したパネルを展示。両教授のノーベル賞メダルのレプリカや青色LEDモニュメント、実際に開発した青色LEDレプリカなど30点が展示されている。展示室は誰でも訪れることができ、平日開館、入場無料。 (坪井千隼)
(2017年3月28日 中日新聞朝刊県内総合版より)