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中日新聞掲載の大学記事

2016.10.16

愛知大学野球 秋季リーグ 中京大 王手 3季連続V 

■3番手・山中流れ引き寄せる好投

 勝ち点4で単独首位の中京大は8−6で愛産大に先勝し、3季連続優勝に王手をかけた。中京大は2回戦か3回戦に勝ち点5とすれば優勝が決まる。勝ち点2の愛産大は2回戦に負けると勝ち点3の名城大に及ばず、3位以下が確定する。愛院大は先発の右腕・大蔵彰人投手(4年・大垣西)が完封し3−0で日本福祉大に先勝した。日本福祉大は2回戦も負けると最下位が決まる。

■低め意識し5イニング1失点

 点の取り合いとなった試合を一変させた。4回から中京大の3番手で登板した左腕・山中亨悟(きょうご)投手(3年・菰野)が5イニングを1失点の好投で流れを引き寄せた。

 中2日で先発した古田が早々に5失点。味方が追いついた直後のマウンドに「長打だけは避けよう」と低めを意識して投げ込み、相手打線の勢いを止めた。半田卓也監督(33)も「よく試合を落ち着かせた」と褒めた。

 優勝に王手をかけたが「あまり優勝の意識はありません」と山中の反応は素っ気ない。脳裏にあるのはリーグを制しながら中部地区の王座決定戦決勝で敗れた昨秋の経験だ。あと一歩で神宮を逃した悔しさは忘れていない。優勝は「神宮へ戻るための通過点」と言い切る。

 前週で2位以上が確定し、王座決定戦に進むことは決まっているからこそ「試合内容がよくない」と半田監督の言葉も厳しい。「負けたら終わりのトーナメントのつもりで臨みます」と山中。目標の神宮へ。まずは一気に通過点を超えてみせる。

 (長森謙介)

▽1回戦(中京大1勝)
愛産大 104000010―6
中京大 03211010x―8

▽1回戦(愛院大1勝)
愛院大 020000001―3
日福大 000000000―0

(2016年10月16日 中日スポーツ11面より)
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