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2016.07.15
万一の癒やしに五右衛門風呂 岐阜女子大生 構内で建設作業
■災害時、避難住民に開放
岐阜女子大(岐阜市太郎丸)家政学部で住居学を専攻する学生たちが、災害時に地域住民に開放する「五右衛門風呂」の建設を進めている。学生の実習を兼ねた試み。地元の建設会社などの協力を得て、来年5月の完成を目指す。14日、作業が公開された。
構内の体育館が、災害時の避難所に指定されている。避難した住民が少しでも快適に過ごせるよう、整備を決めた。
体育館隣に、五右衛門風呂と脱衣場などが入る木造の浴室棟を造る。浴槽は2つ。筒状のホーロー製で、周囲をれんがで覆う。災害時には停電や断水が起きる可能性があるが、薪で火をおこし、校内のタンクからくんだ水を沸かす。
昨年10月に着工。1〜3年の40人が週1回、3時間ほど作業してきた。14日には、ヘルメットをかぶった学生40人がれんがを積んだ。作業のリーダーの一人、3年西尾佐智子さん(20)は「みんなで力を合わせて造る思い入れのある浴室。地域に愛される建物になってほしい」と話している。(嶋村光希子)
(2016年7月15日 中日新聞朝刊岐阜県版より)
岐阜女子大(岐阜市太郎丸)家政学部で住居学を専攻する学生たちが、災害時に地域住民に開放する「五右衛門風呂」の建設を進めている。学生の実習を兼ねた試み。地元の建設会社などの協力を得て、来年5月の完成を目指す。14日、作業が公開された。
構内の体育館が、災害時の避難所に指定されている。避難した住民が少しでも快適に過ごせるよう、整備を決めた。
体育館隣に、五右衛門風呂と脱衣場などが入る木造の浴室棟を造る。浴槽は2つ。筒状のホーロー製で、周囲をれんがで覆う。災害時には停電や断水が起きる可能性があるが、薪で火をおこし、校内のタンクからくんだ水を沸かす。
昨年10月に着工。1〜3年の40人が週1回、3時間ほど作業してきた。14日には、ヘルメットをかぶった学生40人がれんがを積んだ。作業のリーダーの一人、3年西尾佐智子さん(20)は「みんなで力を合わせて造る思い入れのある浴室。地域に愛される建物になってほしい」と話している。(嶋村光希子)
(2016年7月15日 中日新聞朝刊岐阜県版より)