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2016.05.30
愛知大学野球 1、2部入れ替え戦第2日 愛院大 延長14回サヨナラ勝ち
2015年秋以来2季ぶりの1部昇格を目指す愛院大が、1部最下位の愛大に4−3でサヨナラ勝ちし雪辱。対戦成績を1勝1敗として、勝負を30日にパロマ瑞穂球場で行われる3回戦に持ち越した。愛院大は延長14回2死三塁、石橋大珠外野手(3年・開星)が二塁への適時内野安打を放って、勝負を決めた。
■石橋が執念の内野安打 1部昇格に望み
来季で最後を迎える4年生のためになんとかしたい。延長14回。2死三塁で打席に立った愛院大の石橋には、その気持ちしかなかった。「とにかくここで決めたかった」
夢中で振った当たりに二塁手が飛び付き、一塁にショートバウンド送球。だが石橋の足の方がわずかに早かった。執念の内野安打でサヨナラ勝ちを決め、1部昇格の望みを3回戦につなげた。
石橋ら3年生がスタメンに6人並ぶ。「自分たちの代が中心だけど、4年生が積極的に声を掛けていい雰囲気にしてくれる。だからどうしても勝ちたかった」と石橋。9回途中からリリーフし、無失点に抑えた4年生右腕・本田も、「後輩たちが頑張ろうとしてくれたから、気持ちが入った」。先輩後輩の絆の強さが力になっている。
1回戦はエラー絡みの失点が多く、石橋自身も右翼守備で失策してしまった。負けたらまた2部での戦いとなる3回戦。「あしたは負けても勝ってもこれで最後。死ぬ気でやるしかない」。決戦に向け、石橋は表情を引き締めた。 (平野梓)
■東郷「疲れて・・・」
愛大は東郷が5回からリリーフ。右横手から低めにボールを集め、何度もピンチをしのいで粘ったが力尽きた。「先攻だから点を取られたら終わりと、覚悟を持って投げていたけど。最後は疲れてしまって・・・」と両目を潤ませた。
打線も12、13回で続けて併殺でチャンスをつぶし援護できなかった。八田監督は1部残留を懸けた3回戦に向け、「サヨナラ負けの後は気持ちのつくり方が難しい。入りだけはちゃんと気を付けたい」と気を取り直した。
◇1、2部入れ替え戦
▽2回戦(1勝1敗)
愛大(1部最下位) 00030000000000―3
愛院大(2部代表) 00020001000001―4
(延長14回)
(愛)西川拓、東郷−高森
(院)本田、曽田−西川
◇2、3部入れ替え戦
▽2回戦(1勝1敗)
星城大(2部最下位) 000101002―4
名大(3部代表) 40200001x―7
(名)広瀬、長谷川−土屋
(星)若林、岩本、杉田、小川−宗沢
(2016年5月30日 中日スポーツ10面より)
■石橋が執念の内野安打 1部昇格に望み
来季で最後を迎える4年生のためになんとかしたい。延長14回。2死三塁で打席に立った愛院大の石橋には、その気持ちしかなかった。「とにかくここで決めたかった」
夢中で振った当たりに二塁手が飛び付き、一塁にショートバウンド送球。だが石橋の足の方がわずかに早かった。執念の内野安打でサヨナラ勝ちを決め、1部昇格の望みを3回戦につなげた。
石橋ら3年生がスタメンに6人並ぶ。「自分たちの代が中心だけど、4年生が積極的に声を掛けていい雰囲気にしてくれる。だからどうしても勝ちたかった」と石橋。9回途中からリリーフし、無失点に抑えた4年生右腕・本田も、「後輩たちが頑張ろうとしてくれたから、気持ちが入った」。先輩後輩の絆の強さが力になっている。
1回戦はエラー絡みの失点が多く、石橋自身も右翼守備で失策してしまった。負けたらまた2部での戦いとなる3回戦。「あしたは負けても勝ってもこれで最後。死ぬ気でやるしかない」。決戦に向け、石橋は表情を引き締めた。 (平野梓)
■東郷「疲れて・・・」
愛大は東郷が5回からリリーフ。右横手から低めにボールを集め、何度もピンチをしのいで粘ったが力尽きた。「先攻だから点を取られたら終わりと、覚悟を持って投げていたけど。最後は疲れてしまって・・・」と両目を潤ませた。
打線も12、13回で続けて併殺でチャンスをつぶし援護できなかった。八田監督は1部残留を懸けた3回戦に向け、「サヨナラ負けの後は気持ちのつくり方が難しい。入りだけはちゃんと気を付けたい」と気を取り直した。
◇1、2部入れ替え戦
▽2回戦(1勝1敗)
愛大(1部最下位) 00030000000000―3
愛院大(2部代表) 00020001000001―4
(延長14回)
(愛)西川拓、東郷−高森
(院)本田、曽田−西川
◇2、3部入れ替え戦
▽2回戦(1勝1敗)
星城大(2部最下位) 000101002―4
名大(3部代表) 40200001x―7
(名)広瀬、長谷川−土屋
(星)若林、岩本、杉田、小川−宗沢
(2016年5月30日 中日スポーツ10面より)
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