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中日新聞掲載の大学記事

2016.05.12

市民の拠点 愛され10年 半田・交流センター 地域活性化支える

 半田市広小路町の再開発ビル・クラシティ半田3階にある市民交流センターが開設から10年を迎えた。まちづくり活動やボランティアに取り組む市民の拠点として定着し、住民と学生が地域活性化を語り合う場にもなっている。(大久保謙司)

 センターは2006年4月、ビルの完成と共に、市が行政と市民の協働を促すために設置した。3590平方メートルのフロアに市民活動支援センターと子育て支援センター、施設内の会議室などを貸し出す市民交流プラザが入った。

 市民活動支援センターは11年4月、市社会福祉協議会のボランティア窓口と一体化した「はんだまちづくりひろば」に改組。現在は約170の団体やNPOが登録し、互いの情報を交換したり、行政と協力したりしている。

 名鉄知多半田駅と連絡通路でつながる利便性の高さや30席ほどのフリースペースもあり、学生の利用も多い。はんだまちづくりひろばは13年12月から日本福祉大との連携で、まちの活性化を話し合う「地域円卓会議」を隔月で開催。若者と地域の橋渡しにも取り組む。

 市民交流センター担当の市職員の石島陽子さん(39)は「幅広い年代が集まる場になっている」と手応えを実感。その上で、「情報提供をより積極的に進め、多くの市民に活動に踏み出すきっかけを提供したい」と話す。

 14日午前10時から、開設10年記念イベントとして、半田の魅力や知多半島の食をテーマにした講演会、名古屋市のセントラル愛知交響楽団と金城学院大による親子向けのクラシック音楽会などを開く。石島さんは「交流センターを今後も多くの人に長く愛される場所にしていきたい」と話した。(問)市民交流センター=0569(32)3430

(2016年5月12日 中日新聞朝刊知多版より)
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