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中日新聞掲載の大学記事

2016.05.11

藤田保健衛生大と北京大系 再生医療を共同研究

 藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)などを運営する学校法人藤田学園は10日、中国のバイオテクノロジー研究グループ「ボヤライフ」と、臓器など各種細胞に成長できる胚性幹細胞(ES細胞)など幹細胞を活用した再生医療の共同研究を始めると発表した。2年以内をめどに、同病院内に研究拠点を設置して中国から医師らを招き、成果を治療現場に反映させる。

 藤田学園によると、ボヤライフは北京大の系列で、幹細胞の先進的な研究や高い技術で知られている。新設する研究拠点は将来、再生医療研究センター(仮称)とし、日中間の人的交流も進める。

 幹細胞は臓器や組織などのもととなる細胞。あらゆる細胞に成長できるiPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞も幹細胞の一種で、さまざまな応用が期待される。

(2016年5月11日 中日新聞朝刊28面より)
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