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2016.05.10
愛知大学野球 愛産大と愛大雪辱
1部の第6週第2日は9日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で2回戦2試合を行い、愛産大は中部大に7−1で快勝、愛大は中京大に6−3で勝ち、ともに1勝1敗とした。
愛産大は3回、敵失に乗じて2点を先制。3点リードの5回には黒野(2年、愛知・吉良)の適時三塁打などで2点を追加した。愛大は2−0の4回、小川(3年、愛知・東邦)の3点二塁打で突き放した。和久田(3年、岐阜・大垣日大)はリーグ戦初完投勝利を挙げた。
■小川走者一掃打 愛大連敗止める
初球の真っすぐだった。完璧に捉えた打球は右中間を深々と破った。2点リードの4回2死満塁。愛大の小川が走者一掃の二塁打を放ち、「やっとタイミングが合った」と汚名返上の一打を喜んだ。
1回の2死二、三塁、3回の1死三塁で連続三振。外角攻めを予想し、踏み込んで打ちにいったがバットは空を切った。配球を読んでも打てない。4回は「もう何も考えない」と開き直り、来たボールに無心でバットが出た。左の好打者は「前の2打席は左腕。4回は右投手に代わっていたのが良かった」と、苦笑しながら会心の当たりを説明した。
チームは4連敗中で勝ち点1から上積みできていない。全員が「このままでは2部との入れ替え戦もある」と危機感を募らせていた。今季初先発の和久田は「4回の3点で気楽になった」と小川に感謝する。泥沼から脱出できたが、まだ苦しい立場にいることは百も承知。一丸となって勝ち点を取りにいく。 (東郷賢一)
▽パロマ瑞穂 2回戦(1勝1敗)
中部大 000000010―1
愛産大 00212020x―7
▽同 2回戦(1勝1敗)
中京大 000000030―3
愛大 01130001x―6
(2016年5月10日 中日新聞朝刊21面より)
愛産大は3回、敵失に乗じて2点を先制。3点リードの5回には黒野(2年、愛知・吉良)の適時三塁打などで2点を追加した。愛大は2−0の4回、小川(3年、愛知・東邦)の3点二塁打で突き放した。和久田(3年、岐阜・大垣日大)はリーグ戦初完投勝利を挙げた。
■小川走者一掃打 愛大連敗止める
初球の真っすぐだった。完璧に捉えた打球は右中間を深々と破った。2点リードの4回2死満塁。愛大の小川が走者一掃の二塁打を放ち、「やっとタイミングが合った」と汚名返上の一打を喜んだ。
1回の2死二、三塁、3回の1死三塁で連続三振。外角攻めを予想し、踏み込んで打ちにいったがバットは空を切った。配球を読んでも打てない。4回は「もう何も考えない」と開き直り、来たボールに無心でバットが出た。左の好打者は「前の2打席は左腕。4回は右投手に代わっていたのが良かった」と、苦笑しながら会心の当たりを説明した。
チームは4連敗中で勝ち点1から上積みできていない。全員が「このままでは2部との入れ替え戦もある」と危機感を募らせていた。今季初先発の和久田は「4回の3点で気楽になった」と小川に感謝する。泥沼から脱出できたが、まだ苦しい立場にいることは百も承知。一丸となって勝ち点を取りにいく。 (東郷賢一)
▽パロマ瑞穂 2回戦(1勝1敗)
中部大 000000010―1
愛産大 00212020x―7
▽同 2回戦(1勝1敗)
中京大 000000030―3
愛大 01130001x―6
(2016年5月10日 中日新聞朝刊21面より)