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2016.05.01
愛知大学野球 名城大・吉浦 あと本でサイクルだった
名城大は、吉浦大樹右翼手(3年・名古屋国際)が4安打3打点の活躍で、中部大に5−4で勝った。日本福祉大も中部大に8−7で先勝した。
■4安打3打点
慢心を捨てた先に勝利があった。第4週に愛産大との3回戦に敗れ、今季初めて勝ち点を落とした名城大。優勝を目指すには1カードも落としたくない。1番・吉浦が決意をプレーに込めた。
1回、いきなり中前打し先制点を呼び込むと、2回は1点を追加する左中間二塁打。早々と愛大のエース西川拓をマウンドから引きずり降ろした。4回も1点を加える右中間三塁打。本塁打が出ればサイクル安打だったが「チームの勝利を考えた」。8回は中前適時打で決勝点を挙げた。
今季昇格したばかりの愛産大との3回戦は、延長10回の接戦を勝ち切れなかった。「2部から上がってきた相手に、『勝てるだろう』という油断もあったと思う」。吉浦は終盤の守備で外野フェンスにぶつかり、右膝を痛めて戦線離脱。ベンチから敗戦を目にし、無念の思いを募らせた。
右膝は完治していないが「もう痛いなんて言ってられない。1番の自分がなんとかチャンスをつくりたかった」。守備位置を中堅から負担の少ない右翼に回り出場した。
3回戦で10回途中まで無失点に抑えた右腕・浅川もこの日、4回途中から登板して一度もリードを譲らなかった。敗戦の悔しい思いを試合にぶつけ、僅差を制したナイン。2006年春以来、遠ざかっている優勝に向け、足並みはそろっている。 (平野梓)
■初の師弟対決 安江、八田監督
4月に就任した名城大・安江監督は社会人のNTT東海(現NTT西日本)での監督時代、投手だった愛大・八田監督を指導していた。初の師弟対決を終え「大学球界ではあちらの方がキャリアが長い。胸を借りるつもりで戦った。選手がのびのびとプレーしていていいチームをつくっているな、と思った」。八田監督は「社会人時代にお世話になったので、いいチームだと言ってもらえるゲームにしたかった。接戦に持ち込めて良かった」と胸をなで下ろした。
▽1回戦(名城大1勝)
名城大 210100010―5
愛大 002001010―4
▽1回戦(日福大1勝)
日福大 011020121―8
中部大 000000016―7
(2016年5月1日 中日スポーツ10面より)
■4安打3打点
慢心を捨てた先に勝利があった。第4週に愛産大との3回戦に敗れ、今季初めて勝ち点を落とした名城大。優勝を目指すには1カードも落としたくない。1番・吉浦が決意をプレーに込めた。
1回、いきなり中前打し先制点を呼び込むと、2回は1点を追加する左中間二塁打。早々と愛大のエース西川拓をマウンドから引きずり降ろした。4回も1点を加える右中間三塁打。本塁打が出ればサイクル安打だったが「チームの勝利を考えた」。8回は中前適時打で決勝点を挙げた。
今季昇格したばかりの愛産大との3回戦は、延長10回の接戦を勝ち切れなかった。「2部から上がってきた相手に、『勝てるだろう』という油断もあったと思う」。吉浦は終盤の守備で外野フェンスにぶつかり、右膝を痛めて戦線離脱。ベンチから敗戦を目にし、無念の思いを募らせた。
右膝は完治していないが「もう痛いなんて言ってられない。1番の自分がなんとかチャンスをつくりたかった」。守備位置を中堅から負担の少ない右翼に回り出場した。
3回戦で10回途中まで無失点に抑えた右腕・浅川もこの日、4回途中から登板して一度もリードを譲らなかった。敗戦の悔しい思いを試合にぶつけ、僅差を制したナイン。2006年春以来、遠ざかっている優勝に向け、足並みはそろっている。 (平野梓)
■初の師弟対決 安江、八田監督
4月に就任した名城大・安江監督は社会人のNTT東海(現NTT西日本)での監督時代、投手だった愛大・八田監督を指導していた。初の師弟対決を終え「大学球界ではあちらの方がキャリアが長い。胸を借りるつもりで戦った。選手がのびのびとプレーしていていいチームをつくっているな、と思った」。八田監督は「社会人時代にお世話になったので、いいチームだと言ってもらえるゲームにしたかった。接戦に持ち込めて良かった」と胸をなで下ろした。
▽1回戦(名城大1勝)
名城大 210100010―5
愛大 002001010―4
▽1回戦(日福大1勝)
日福大 011020121―8
中部大 000000016―7
(2016年5月1日 中日スポーツ10面より)