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2016.04.16
運転手向け健康講座 県トラック協、梅村学園協定
トラック運転手の人材不足の解消や健康増進に向け、県トラック協会(名古屋市瑞穂区)は15日、スポーツ科学の研究が盛んな中京大を運営する梅村学園(同市昭和区)と協定を結んだ。
協定では、心理学やスポーツ科学などが専門の同大教授らが、協会の運転手8万5000人を対象に、体調管理や人為的ミスによる交通事故の防止をテーマにした研修を開くことを定めた。協会の中部トラック総合研修センター(みよし市)を会場に、年間の累計受講者計10万人を目指す。
一方、中京大からも学生が授業などで同センターを訪れ、運転手らの体力や性格などを記録・分析。生のデータを蓄積し、各分野の研究に活用していく。
協会によると、トラック業界は「きつい、危険、汚い」のいわゆる「3K職場」として若者や女性に敬遠され、人材不足が深刻化し始めているという。既存の協会員らに少しでも長く健康に働いてもらい、若者にとっても魅力的な業界にしたいと協定に乗り出した。
中京大(名古屋市昭和区)で開かれた調印式では、学園の梅村清英理事長と協会の小幡●伸(としのぶ)会長がサインを交わし合った。
小幡会長は「仕事と健康のバランスを図り、いつまでも働きたいと思える業界にしたい。タクシー、大型バス業界にもこの流れが広がっていけば」と期待した。(奥村圭吾)
※●は、かねへんに長
(2016年4月16日 中日新聞朝刊県内総合版より)
協定では、心理学やスポーツ科学などが専門の同大教授らが、協会の運転手8万5000人を対象に、体調管理や人為的ミスによる交通事故の防止をテーマにした研修を開くことを定めた。協会の中部トラック総合研修センター(みよし市)を会場に、年間の累計受講者計10万人を目指す。
一方、中京大からも学生が授業などで同センターを訪れ、運転手らの体力や性格などを記録・分析。生のデータを蓄積し、各分野の研究に活用していく。
協会によると、トラック業界は「きつい、危険、汚い」のいわゆる「3K職場」として若者や女性に敬遠され、人材不足が深刻化し始めているという。既存の協会員らに少しでも長く健康に働いてもらい、若者にとっても魅力的な業界にしたいと協定に乗り出した。
中京大(名古屋市昭和区)で開かれた調印式では、学園の梅村清英理事長と協会の小幡●伸(としのぶ)会長がサインを交わし合った。
小幡会長は「仕事と健康のバランスを図り、いつまでも働きたいと思える業界にしたい。タクシー、大型バス業界にもこの流れが広がっていけば」と期待した。(奥村圭吾)
※●は、かねへんに長
(2016年4月16日 中日新聞朝刊県内総合版より)