進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2016.04.17

大学野球 愛知春季リーグ 中部大、愛産大が初勝利

 1部の第3週第1日は16日、名古屋市のパロマ瑞穂球場で1回戦2試合を行い、中部大は中京大に7−6で打ち勝ち、愛産大は愛大に3−0で快勝、ともに今季初勝利を挙げた。

 中部大は二回までに6点を奪って主導権を握ると、3投手のリレーで逃げ切った。愛産大は七回に敵失で2点を先制。古田(4年、愛知・愛産大三河)が散発5安打に抑えて完封した。

 一回途中から登板した中部大の2番手梅田(3年、岐阜・益田清風)と古田はそろってリーグ戦初勝利。

■愛産大の古田 低め徹し完封

 ボールを低めに集め、打たせて取ることに専念した。愛産大の古田が105球でリーグ戦初勝利を完封で飾った。奪三振は1。「力で抑え込むタイプではない。持ち味を出せた」。6季ぶりに1部に昇格したチームに自信と勇気を与える勝ち星になった。

 直球を軸にスライダー、チェンジアップ、ツーシームを丹念に投げ分けた。自身のリーグ戦初登板となった2日の中京大戦は力勝負を挑み、制球が甘くなった。6回を7安打3失点。「ゴロを打ってもらう」の原点に返ったのがこの日の好投につながった。

 昨秋はボールが先行、カウントを整えようとすると痛打を浴びた。リーグ戦後半は後輩にマウンドを譲るケースが多くなった。今季は最上級生。3月の沖縄合宿での投げ込みが奏功し、制球力が身に付いてきた。「どこが相手になっても1回戦は自分が投げるつもりで準備してきた」。投手陣を引っ張っていくという自覚は備わっている。 (東郷賢一)

▽パロマ瑞穂(中部大1勝)
中部大 420000010―7
中京大 200200101―6

▽同(愛産大1勝)
愛産大 000000210―3
愛 大 000000000―0

◇2部(16日・愛工大Gほか)
▽A
愛工大 1−0 同朋大
名経大 7−4 東海学園大
名商大 5−3 星城大

▽B
愛知東邦大 3−2 名院大
愛院大 2−0 名産大
愛知学泉大 3−1 至学館大

(2016年4月17日 中日新聞朝刊27面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ