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中日新聞掲載の大学記事

2016.01.26

地元の観光 認知不十分 星城大 留学生意識調査で判明

 知多半島の主な観光資源のうち、星城大(東海市)の海外留学生が実際に訪れたり、興味を抱いたりしているのは4割弱にとどまることが東海市の意識調査で分かった。

 調査は昨年6月、海外留学生109人を対象に実施。日本や知多半島の観光に関する29項目を尋ね、中国やモンゴル、ベトナム、韓国などの出身者48人から回答を得た。

 知多半島からは主な観光地や観光イベント計54件を提示した。「観光目的で訪れた経験がある」との回答は、平洲(へいしゅう)記念館(東海市)、招き猫通り(常滑市)、新美南吉記念館(半田市)、日間賀島(南知多町)など12件。「訪れたことはないが興味はある」と関心を示す回答を含めると計20件が認知されており、34件は無回答だった。

 22日に星城大であった調査結果の分析報告会では、経営学部の野村淳一准教授が「知多半島の観光への反応は鈍く、知名度が低い」と指摘。三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の田中三文さんは「会員制交流サイト(SNS)や動画投稿サイトを有効活用して情報発信を」と呼び掛けた。(長谷部正)

(2016年1月26日 中日新聞朝刊知多版より)
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