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中日新聞掲載の大学記事

2015.10.12

女性のがん予防 研究成果を学ぶ 栄で市民講座

 日本癌(がん)学会の市民公開講座「女性のがん最前線」(中日新聞社後援)が11日、栄のナディアパークであり、乳がんや子宮がん、卵巣がんについて、医師らが予防法や研究成果を伝えた。

 予防医学が専門の岐阜大大学院医学系研究科の永田知里教授は、女性がかかるいずれのがんも「増加傾向にある」と警鐘を鳴らした。女性ホルモンの増加と発症率上昇には相関関係があり、ウイルス感染が主な原因の子宮頸(けい)がんを除き、出産の高年齢化などが影響しているという。予防のための生活習慣の改善を訴え「肥満を避け運動すること。経口避妊薬でホルモンを整えることも有効」と述べた。

 つくば総合健診センター(茨城県)の東野英利子診療部長は、40歳以上の女性に2年に1度の乳がん検診を推奨。主流のマンモグラフィーは乳房の特徴によって適さない場合もあるといい、自己触診や超音波検査を組み合わせた検診の方法を伝えた。

(2015年10月12日 中日新聞朝刊市民版より)

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