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中日新聞掲載の大学記事

2009.04.21

劇団四季南山大で「出張講義」

 名古屋市中区の新名古屋ミュージカル劇場で上演中の劇団四季「ジーザス・クライスト=スーパースター」(中日新聞社など主催、5月9日まで)に出演している俳優4人が20日、名古屋市昭和区の南山大学で出張演劇セミナーを実施。学生に実技を交えて演技指導した。

俳優4人が講師

 同大では今年43回目を迎える伝統行事として、「野外宗教劇部」が毎年10月の第2土曜日にキリストのエルサレム入場から復活までを描いた宗教劇「受難」を上演。四季も同じキリストを題材にしていることからセミナーが実現し、同部や演劇部の学生30人が参加した。

呼吸法、母音法…演劇部員らに熱烈指導

 昼休み中の教室に登場したのは司祭役の伊藤潤一郎(名古屋市出身)、同シモンの本城裕二、群衆の光川愛、松尾千歳の4人。「劇団四季基本三法」の呼吸法や母音法を、学生に実際に背中や腹部を触らせるなどユーモアたっぷりに解説した。

プロの技に感激

 講義を終えた伊藤は「皆さんから質問されることで逆に再確認できたこともあった。熱い思いにパワーをもらいました」と満足げだった。また同部主務の法学部3年、奥亮輔さん(20)は「演劇経験がない部員が多いのでためになりました。プロならではのすぐに使える技術が身に入り、有意義でした」と笑顔で話した。 (篠田有美)

(2009年4月21日 中日スポーツ20面より)

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