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中日新聞掲載の大学記事

2015.08.08

御朱印帳 額縁で飾って 岐阜の佐藤さん 職場体験で考案 山県の木工品会社販売

 山県市の木工品メーカー「山田木管工業所」が、御朱印帳を飾る額縁を新商品として売り出した。寺社を回っての御朱印集めが若い女性の間で流行しており、インターン(職場体験)中の女子大生のアイデアを採用した。(大島康介)

 発案したのは、愛知淑徳大3年の佐藤七海さん(20)=岐阜市。3月から半年間の予定でインターンをしており、商品開発も任された。友人の女子学生が旅行のたびに御朱印を集めていると知り、「御朱印帳は大切に保管しておかないと」と額縁を考案した。

 出し入れしやすいよう、額の表と裏の固定には磁石を使用。同社では初めての仕組みで、黒や木目調の落ち着いた色のほか、若い女性向けにピンクや黄色も用意した。

 佐藤さんは、インターン中に500個を販売する目標を立てており「額を通して、御朱印帳という日本の伝統文化への関心を高めたい」。山田等社長(58)も「若い感性で生まれた商品が、大勢に受け入れてもらえれば」と期待を寄せた。

 インターネットの同社サイトなどで販売している。税抜き3980円。(問)山田木管工業所=0581(22)1230

(2015年8月8日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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