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2014.09.10
大学生ら高校生支援 半田でプロジェクト 相談所設置、遊びの企画も
知多半島の大学生らが、 高校生の学びを支援する「高校生ココクルプロジェクト」を立ち上げた。学校帰りの高校生が多く集まるクラシティ半田3階に相談所を設け、話を聞いたり、ゲストを呼んで座談会を開いたりしている。(山野舞子)
クラシティ半田3階の空きスペースでは、学校帰りの多くの高校生が勉強する姿が見られる。そのスペースの隣を拠点にするNPO法人「エンド・ゴール」は、主に20代の若者の就職支援活動をするが、高校生向けの支援はほとんどなかった。
職業体験中の愛知学院大4年中沢哲也さん(22)ら大学生数人が、「身近にいる高校生に対し、年齢が近いからこそできることがあるのでは」と、学習したり進学相談できる場をエンド・ゴールのメンバーに打診した。
エンド・ゴールの活動の一環として、6月にプロジェクトをスタートさせて講演会などを企画したが、参加者がなかなか集まらなかった。
そこでまずは活動に興味を持ってもらおうと、「遊び」の要素を取り入れた。7月に「ガリガリ君早食い大会」を開いたところ、60人が参加した。
さらに手遊びの「指スマ大会」には40人が集まった。メールやツイッターで情報を発信し、活動する大学生たちは徐々に高校生の名前や顔も覚え、顔見知りが増えた。
プロジェクトは9月から本格的にスタート。「ココクル相談所」を開設し、大学生メンバー18人が交代で対応している。今後はさまざまな職業の人を呼んでの座談会や遊びの企画も定期的に開く。活動拡大に向けて、大学生ボランティアも募っている。
中沢さんは「学習面だけでなく困った時に頼れる地域の『お兄さん、お姉さん』になりたい。学校や家以外で人とつながれる場になれば」と話している。問い合わせは、エンド・ゴール=電0569(47)5537=へ。
(2014年9月10日 中日新聞朝刊知多版より)
クラシティ半田3階の空きスペースでは、学校帰りの多くの高校生が勉強する姿が見られる。そのスペースの隣を拠点にするNPO法人「エンド・ゴール」は、主に20代の若者の就職支援活動をするが、高校生向けの支援はほとんどなかった。
職業体験中の愛知学院大4年中沢哲也さん(22)ら大学生数人が、「身近にいる高校生に対し、年齢が近いからこそできることがあるのでは」と、学習したり進学相談できる場をエンド・ゴールのメンバーに打診した。
エンド・ゴールの活動の一環として、6月にプロジェクトをスタートさせて講演会などを企画したが、参加者がなかなか集まらなかった。
そこでまずは活動に興味を持ってもらおうと、「遊び」の要素を取り入れた。7月に「ガリガリ君早食い大会」を開いたところ、60人が参加した。
さらに手遊びの「指スマ大会」には40人が集まった。メールやツイッターで情報を発信し、活動する大学生たちは徐々に高校生の名前や顔も覚え、顔見知りが増えた。
プロジェクトは9月から本格的にスタート。「ココクル相談所」を開設し、大学生メンバー18人が交代で対応している。今後はさまざまな職業の人を呼んでの座談会や遊びの企画も定期的に開く。活動拡大に向けて、大学生ボランティアも募っている。
中沢さんは「学習面だけでなく困った時に頼れる地域の『お兄さん、お姉さん』になりたい。学校や家以外で人とつながれる場になれば」と話している。問い合わせは、エンド・ゴール=電0569(47)5537=へ。
(2014年9月10日 中日新聞朝刊知多版より)