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中日新聞掲載の大学記事

2009.01.14

神々しさ実物そのもの 名古屋芸大生の模写壁画が公開

 名古屋芸術大の学生らが、現地での模写を含め2年の歳月を費やした、仏ブルゴーニュ地方にあるサン・バンサン大聖堂のフレスコ壁画「聖母の御眠り」の模写作品展が14日から、愛知県北名古屋市の同大アート&デザインセンターで始まった。入場無料、20日まで。

 昨年、同大聖堂で本物の壁画とともに紹介されたほか、仏パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部、東京、埼玉での国内巡回展を経て、学生たちのもとに帰ってきた。

 作品は高さ2・6メートル、幅3・2メートルで実物の95%サイズ。聖母マリアの臨終の床に12使徒が集まった様子を描いている。日本画の技術を駆使し、壁画の色彩はもちろん、傷や顔料のはく落具合、壁のアーチも忠実に再現。15世紀に描かれた実物の雰囲気を伝える。

(2009年1月14日 中日新聞夕刊社会版より)
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