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2009.01.15
野村萬斎さん狂言語る 愛知淑徳大 独特視点、学生感心
狂言師野村萬斎さん(42)が14日、長久手町の愛知淑徳大で文化や伝統について講演した。同大外国語教育センターが主催し、学生ら約300人が聴講した。学生たちは萬斎さんの「まちがいの狂言」を映像で鑑賞した後、イギリスへの留学経験などに聴き入った。
萬斎さんはシェークスピアを参考に狂言に仕立てたことを紹介。遺産であるシェークスピアに現代性をもたせることでイギリスの観客にも受け入れられたとし、異文化で表現する心構えを説いた。続いて「伝統は、変えてはいけない部分と変えるべき部分の両方の視点が大切」と訴えた。
また「自分に引き込むのではなく、相手の土俵に乗ることが自分を成長させる」と学生にエールを送った。
(2009年1月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)
萬斎さんはシェークスピアを参考に狂言に仕立てたことを紹介。遺産であるシェークスピアに現代性をもたせることでイギリスの観客にも受け入れられたとし、異文化で表現する心構えを説いた。続いて「伝統は、変えてはいけない部分と変えるべき部分の両方の視点が大切」と訴えた。
また「自分に引き込むのではなく、相手の土俵に乗ることが自分を成長させる」と学生にエールを送った。
(2009年1月15日 中日新聞朝刊なごや東版より)