HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2014.01.16
女子53大会ぶりシングル、ダブルス、混合W3冠へ 佳純組3大会連続8強
卓球の全日本選手権2日目は東京体育館で行われ、混合ダブルスで前回準優勝の石川佳純(20)=全農=、吉村真晴(20)=愛工大=組が3大会連続の8強入りを果たした。石川は女子では53大会ぶりとなるシングルス、ダブルス、混合ダブルスとの3冠達成を目標に掲げた。大会最年少で小学4年生の張智和(ざん・ともかず、10)=仙台ジュニアクラブ=はジュニア男子3回戦で敗退した。
■コンビ熟成実感
石川、吉村組がストレート勝ちで早大ペアを圧倒し、前回大会準優勝ペアは危なげなくベスト8に駒を進めた。石川は今大会3種目(女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス)にエントリー。1960年度の山泉和子さん以来2人目となる3冠達成に向け、「3種目に順位をつけずに戦うだけ」と意気込みを語った。
何度も小さく拳を握った。昨年5月の3回戦敗退の世界選手権以来のコンビだが、息は合った。吉村は「(事前練習は)やってません」と苦笑するが、石川は「世界選手権では悔しい思いをした。組めば組むほどよくなっている」と好感触を口にした。ここまでの3試合で失ったのは1セットだけ。熟成段階に入った。
きょう16日から女子シングルスもスタート。石川は「調子はいいので楽しみ」と言い、「(昨年より)技術面でも良くなっている。どことは言えないですけど」とキュートな笑みを浮かべた。女子シングルスでは、2年連続決勝で福原に敗れた。今大会は混合ダブルでつけた勢いで、一気に53大会ぶり3冠奪取を狙う。 (占部哲也)
◆全日本選手権での3冠 シングルス、ダブルス、混合ダブルスの「3冠」達成者は、女子では1960年度の山泉和子(ナンバ一番)1人だけ。男子では、斎藤清(明大)が82年度と83年度に2大会連続で達成した。なお、水谷隼(DIOジャパン)は2006年度にシングルス、ダブルス、ジュニアの3種目を制覇した。
(2014年1月16日 中日スポーツ8面より)
■コンビ熟成実感
石川、吉村組がストレート勝ちで早大ペアを圧倒し、前回大会準優勝ペアは危なげなくベスト8に駒を進めた。石川は今大会3種目(女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス)にエントリー。1960年度の山泉和子さん以来2人目となる3冠達成に向け、「3種目に順位をつけずに戦うだけ」と意気込みを語った。
何度も小さく拳を握った。昨年5月の3回戦敗退の世界選手権以来のコンビだが、息は合った。吉村は「(事前練習は)やってません」と苦笑するが、石川は「世界選手権では悔しい思いをした。組めば組むほどよくなっている」と好感触を口にした。ここまでの3試合で失ったのは1セットだけ。熟成段階に入った。
きょう16日から女子シングルスもスタート。石川は「調子はいいので楽しみ」と言い、「(昨年より)技術面でも良くなっている。どことは言えないですけど」とキュートな笑みを浮かべた。女子シングルスでは、2年連続決勝で福原に敗れた。今大会は混合ダブルでつけた勢いで、一気に53大会ぶり3冠奪取を狙う。 (占部哲也)
◆全日本選手権での3冠 シングルス、ダブルス、混合ダブルスの「3冠」達成者は、女子では1960年度の山泉和子(ナンバ一番)1人だけ。男子では、斎藤清(明大)が82年度と83年度に2大会連続で達成した。なお、水谷隼(DIOジャパン)は2006年度にシングルス、ダブルス、ジュニアの3種目を制覇した。
(2014年1月16日 中日スポーツ8面より)