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中日新聞掲載の大学記事

2013.11.19

岐阜経大、関東勢追う 全日本大学駅伝 34歳監督が導く

 大学駅伝で名をはせたランナーが指導者に転身し、強豪がそろう関東勢を脅かすチームをつくろうとしている。岐阜経大を全日本大学駅伝の初出場に導いた揖斐祐治監督は夢を抱く。

 揖斐監督は駒大時代、出雲、全日本大学、箱根の3駅伝で、区間賞に輝いた。故障で競技者生活を退いた後は、昨年から岐阜経大を指導する。岐阜県出身の34歳。「東海地区を走る全日本大学駅伝に地元の大学で仕事がしたい」との夢をかなえた。

 チームを強化するため西日本を中心に有望選手を勧誘した。今夏には駒大の合宿に参加し、トップレベルの妥協しない練習姿勢を肌で感じさせた。「前は体調不良とか理由をつけて練習をやめてしまう選手がいたが、合宿後は最後までやり通す、やり切るという感覚がついた」

 岐阜経大のユニホームは、廃部になった古巣のエスビー食品陸上部と同じ色に新調。「強いイメージのある伝統のユニホームを選手に着させたかった」と話した。

 1年生を起用した初舞台は23位に終わった。悔し涙を浮かべた揖斐監督は「並大抵ではないが、いずれは関東、関西の力のある大学の中で8位に入ってみたい。10年、20年のスパンでやっていかないといけない」と意欲を示した。

(2013年11月19日 中日新聞夕刊7面より)
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