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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.28

全日本大学女子駅伝 立命大が3連覇

 全日本大学女子駅伝は27日、仙台市陸上競技場から仙台市役所前市民広場までの6区間、38キロで行われ、立命大が2時間3分2秒で3年連続8度目の優勝を果たした。

 大東大が2時間4分47秒で2位に入り、松山大が3位となった。4位以下は鹿屋体大、日体大、名城大、仏教大と続き、8位の関大までが来年の出場権を得た。

 立命大は5区間で区間賞を奪った。1区の1年生、大森菜月がトップを奪うと一度も先頭を譲ることなく快勝した。

■1年生4人 区間賞

 立命大が圧倒的な力の差を見せた。1区大森は他の選手と接触して転倒するアクシデントに見舞われたが、「焦ったら駄目」と冷静さを失わなかった。リズムを取り戻すとラストスパートでトップに立ち、チームに弾みをつけた。

 6人のうち4人の1年生がいずれも区間賞。4年連続区間1位を達成した籔下は「1年生には練習で刺激を受けた。チームがいい雰囲気になったと思う」と胸を張った。

■攻めきれず 名城大6位

 名城大は昨年から順位を一つ上げただけの6位。3年生エースの5区高木は「誰ひとり自分の力が出せていない。悔しい」と視線を落とした。

 1区湯沢はトップと9秒差の5位に踏みとどまったが、2区横山が16位、3区松山が10位と区間2桁順位。最後まで流れに乗れず、アンカー安原が区間2位の走りで3人抜きして6位に食い込むのが精いっぱいだった。米田監督は「(7位でシードを落とした)去年の結果が頭から消えず、攻めきれなかった」と悔やむ一方、「一つだけでも上げられたのは来年以降につながる。一歩ずつ前に進んでいきたい」と地道な強化を誓った。

(2013年10月28日 中日新聞朝刊22面より)
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