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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.27

きょう全日本大学女子駅伝 名城大シード権奪還する

 第31回全日本大学女子駅伝が27日、仙台市陸上競技場から仙台市役所前市民広場までの6区間38キロで行われる。前日の26日には区間エントリーが発表され、東海地区予選を1位で通過した名城大はエースの高木綾女(3年)を最長区間の5区(9.2キロ)に起用し、昨年初めて失ったシード権の奪還と上位入賞を目指す。

■いい走りしたい エース・高木

 悔しさは、倍以上にして返す。「去年の結果はちゃんと返したい。今年はチームのために少しでもいい走りをしたい」。世界学生クロスカントリー日本代表、日本インカレ1万メートル6位という実績を持つエースの高木は力を込めた。

 昨年のこの大会は、左足甲の疲労骨折のため、走ることができなかった。エースを欠いたチームは7位に沈み、初出場から13年連続で守り続けてきたシード権を失った。「自分が走らないことで、チームの雰囲気を下げてしまったのは間違いない」。責任を果たせなかった悔しさは同じ大会で晴らすしかない。

 5区には今夏のユニバーシアードハーフマラソン金メダリストの津田真衣(立命大)ら強豪選手が名を連ねるが、気後れすることはない。「インカレでは相手にならない負け方だったので、もうちょっといい勝負をしたい。立命が先頭にいたとしても、追っていくのは名城大というレース展開を頭に入れて走る」。チームを1つでも上の順位に導き、個人種目でやられた悔しさ、駅伝を走れなかったふがいなさの両方を晴らしてみせる。(川村庸介)

(2013年10月27日 中日スポーツ9面より)
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