ロシアの大学生らとの交流事業に参加した愛知県日進市の名古屋外国語大現代国際学部２年松崎優佳さん（１９）が３０日、同大で帰国報告会を行い、亀山郁夫学長らに体験を話した。

　事業は、日本青年会議所などが主催する「ロシアミッション青年交流事業」で、松崎さんは同大代表として参加した。

　交流事業ではロシアの学生１４人が８月に来日し、松崎さんら日本側の学生１５人とともに京都や宮城県石巻市などを訪問。その後、日本の学生たちが９月にモスクワなどを訪れ、日本語を学ぶ現地の大学生らに書道や華道の文化を伝えるなどした。報告会では、松崎さんが「ロシアの人は日本に興味を持ってくれている。自分の言葉でロシアの魅力を伝えていきたい」と今後の抱負を語った。亀山学長は「ロシアとの付き合いを大切にして次に行く人たちへ経験を伝えてほしい」と話した。（並木智子）

（2013年10月1日　中日新聞朝刊なごや東版より）