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中日新聞掲載の大学記事

2013.10.02

梅村学園理事長に梅村氏

 中京大などを運営する「学校法人梅村学園」(名古屋市昭和区)は1日、臨時理事会を開き、理事の梅村清英氏(44)を新理事長に選任した。小川英次理事長は非常勤の理事に就く。梅村氏の理事長就任は同日付で、任期は2017年9月末までの4年。同氏は「自ら考え、行動できるしなやかな知識人を育てたい」と抱負を述べた。

 梅村氏は初代理事長の孫。中高一貫校の東海高校に通い、「中京大に骨をうずめよう」と考え、1987年に新設された中京大経済学部の第1期生として入学。アメリカンフットボール部に入部して体を鍛えた。

 学術面では大学院で国際貿易理論を研究し、博士号を取得。「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」という建学の精神を実践した。

 96年に経済学部の講師となり、助教授、教授を歴任し、対話式の授業で学生のディスカッション能力の向上を目指した。新理事長として「国際社会に通用する人材を育てる教育を全学に浸透させる」と意気込む。

 一方、同学園は10年、校舎建設をめぐって国税当局の税務調査を受けた経緯も。「大学の急速な成長に、追いついていなかったコンプライアンス(法令順守)を強化する」と語った。

(2013年10月2日 中日新聞朝刊県内版より)
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