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中日新聞掲載の大学記事

2013.08.31

久々利診療所閉鎖など 可児市事業評価市民委 報告書を市長に提出

 可児市事業評価市民委員会は30日、市の施策について話し合った結果をまとめ、冨田成輝市長に報告書を提出した。久々利診療所の閉鎖や各種委員報酬の見直し、新図書館建設などを盛り込んだ。

 委員会は、事業の有効性、経済性を住民目線で判定してもらおうと市が3年前に始めた取り組み。今年は12人で構成し、委員長は愛知学院大3年の阿部里織さん(21)が務めた。5月から福祉、環境、生涯学習などの68事業を精査し、29事業に対して意見を出した。

 報告書では、1日当たり6.2人と利用者が少ない久々利診療所の閉鎖を提言。スポーツ推進委員、普及員の謝礼や農業委員報酬の見直しを求めた。成人式についても「参加費を集める方法の検討を」と指摘した。

 一方で「老朽化し、同規模自治体と比較しても収容能力が劣る」として、新図書館建設を要望した。

 阿部委員長は「今まで見ていなかった所から市民として考えることができた貴重な機会だった」、冨田市長は「できるだけ実現できるよう検討していきたい」と話した。

 市は報告書の内容を検討し、年明けにも委員会に結論を伝える。(遠藤康訓)

(2013年08月31日 中日新聞朝刊可児版より)
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