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2013.08.21
おめかしで長寿祝い 弥富の施設、愛知文教女子短大企画 100歳超の8人にっこり
弥富市大藤町の特別養護老人ホーム「輪中の郷」で20日、数え年で100歳以上になるお年寄り8人が、着替えやすいように仕立て直されたドレスやタキシードなどを着て長寿を祝った。ホームは、おしゃれにおめかししたお年寄りたちで華やかな雰囲気になった。
弥富市長が長寿を祝って記念品などを贈る市の式典に合わせ、愛知文教女子短大(稲沢市)の生活文化学科が企画。同科が昨年、稲沢市内の介護施設で実施した同様の催しを報道で見た輪中の郷の職員から要望を受け、実現した。
ドレスやタキシードは、大学の同窓会が所有していたものを学生が仕立て直した。ドレスは上下に分かれ、エプロンのようにひもで結ぶようにするなど、体形に関係なく、車いすに乗っていても着ることができる。
この日は、輪中の郷に学生22人が訪れ、男女8人に着付けた。赤いドレスを着た100歳の山田文子さんは「少し恥ずかしい」と照れくさそう。山田さんの長男の武敬さん(71)は「若返ったようで、にこにこしています」と話した。
学生の則竹加奈子さん(19)は「普段できないことをしてもらい、これからも元気に明るく過ごしてほしい」と願っていた。
市の式典では、服部彰文市長が8人を含む数え年で100歳以上の入所者やデイサービス利用者10人にお祝い状と記念品を渡した。(鈴木啓太)
(2013年8月21日 中日新聞朝刊尾張版より)
弥富市長が長寿を祝って記念品などを贈る市の式典に合わせ、愛知文教女子短大(稲沢市)の生活文化学科が企画。同科が昨年、稲沢市内の介護施設で実施した同様の催しを報道で見た輪中の郷の職員から要望を受け、実現した。
ドレスやタキシードは、大学の同窓会が所有していたものを学生が仕立て直した。ドレスは上下に分かれ、エプロンのようにひもで結ぶようにするなど、体形に関係なく、車いすに乗っていても着ることができる。
この日は、輪中の郷に学生22人が訪れ、男女8人に着付けた。赤いドレスを着た100歳の山田文子さんは「少し恥ずかしい」と照れくさそう。山田さんの長男の武敬さん(71)は「若返ったようで、にこにこしています」と話した。
学生の則竹加奈子さん(19)は「普段できないことをしてもらい、これからも元気に明るく過ごしてほしい」と願っていた。
市の式典では、服部彰文市長が8人を含む数え年で100歳以上の入所者やデイサービス利用者10人にお祝い状と記念品を渡した。(鈴木啓太)
(2013年8月21日 中日新聞朝刊尾張版より)
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