HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2013.08.20
可児市事業評価市民委員会委員長 阿部早織さん(21)=可児市光陽台 市政判定報告の大役担う
可児市のさまざまな事業について、住民目線で有効性や採算性を判定する市事業評価市民委員会で、弱冠20歳ながら委員長を務めてきた。30日、冨田成輝市長に委員会の結論を伝える大役を控える。
愛知学院大文学部の3年生。大学では海外旅行サークルや、留学生との交流サークルに入っている。昨年は市の成人式実行委員にも参加。「同じ年代とは交流ができるけど、もっと幅広い年代の人と知り合いたい」と応募したのが、事業評価委だった。
分科会は、福祉・保健分野の事業がテーマ。「毎回、この単語はどういう意味なんだろうというところからのスタート」と苦笑い。「人生の経験値も違いすぎて、教えられることばかりだった。でも『なるほど』と納得するだけじゃなく、その先を考えるようにした」。障害者らの交通費事業に関しては、自分の祖母のことを考えながら意見を出した。「孫の立場で意見が言えたかな」と振り返る。
4カ月の議論を通して「無料」に対する考え方が変わったという。「先日もらった子宮がん健診のチケットもそう。市にとって赤字だけど、裏にはたくさんの議論があって制度ができている。こういう権利は生かさなきゃ」。自分と同じ世代の若者へ、行政情報の周知不足も痛感した。「広報紙ってなかなか読まない。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とか、関心を持ってもらうためにいろいろ試すべきかも」
20日に21歳の誕生日を迎え「いろんな人と話して考え方の幅を広げていきたい」と抱負。夢は観光に携わる仕事に就くことで、今は英語の勉強に力を入れている。「世界を見たい。世界の人たちに会って話をしてみたい」
充実した1年になりますように。ハッピーバースデー、委員長−(遠藤康訓)
(2013年8月20日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
愛知学院大文学部の3年生。大学では海外旅行サークルや、留学生との交流サークルに入っている。昨年は市の成人式実行委員にも参加。「同じ年代とは交流ができるけど、もっと幅広い年代の人と知り合いたい」と応募したのが、事業評価委だった。
分科会は、福祉・保健分野の事業がテーマ。「毎回、この単語はどういう意味なんだろうというところからのスタート」と苦笑い。「人生の経験値も違いすぎて、教えられることばかりだった。でも『なるほど』と納得するだけじゃなく、その先を考えるようにした」。障害者らの交通費事業に関しては、自分の祖母のことを考えながら意見を出した。「孫の立場で意見が言えたかな」と振り返る。
4カ月の議論を通して「無料」に対する考え方が変わったという。「先日もらった子宮がん健診のチケットもそう。市にとって赤字だけど、裏にはたくさんの議論があって制度ができている。こういう権利は生かさなきゃ」。自分と同じ世代の若者へ、行政情報の周知不足も痛感した。「広報紙ってなかなか読まない。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とか、関心を持ってもらうためにいろいろ試すべきかも」
20日に21歳の誕生日を迎え「いろんな人と話して考え方の幅を広げていきたい」と抱負。夢は観光に携わる仕事に就くことで、今は英語の勉強に力を入れている。「世界を見たい。世界の人たちに会って話をしてみたい」
充実した1年になりますように。ハッピーバースデー、委員長−(遠藤康訓)
(2013年8月20日 中日新聞朝刊東濃総合版より)
その他の中日新聞掲載の大学記事
お知らせ 2025.06.04
行政や地域課題巡る 市との連携事業紹介
お知らせ 2025.06.04