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中日新聞掲載の大学記事

2008.09.24

元愛大学長和歌文学の第一人者 100歳久曽神さん『感無量』

教え子ら祝う

 ことし数え年で100歳を迎えた元愛知大学長で和歌文学の第一人者・久曽神昇(きゅうそじんひたく)さん(99)=豊橋市八町通=の「百歳を祝う会」が23日、同市駅前大通のホテルアークリッシュ豊橋で開かれた。教え子や出版関係者ら230人が出席し、長寿を祝った。 (井口健太)

 久曽神さんは古今和歌集成立論の研究で1962(昭和37)年に中日文化賞を受賞。72年から愛知大学長を12年間務めた。回想記「古今和歌集への道」など140冊を越える著書がある。祝う会は教え子や大学関係者ら85人が発起人になり企画。妻・志んさんの95歳も一緒に祝った。

 愛大の佐藤元彦学長(49)が「百歳おめでとうございます。今後も大学の運営にご協力をお願いします」と祝辞。花束を受け取った久曽神さんは愛大創設当初を振り返り「豊橋に大学ができるなんて夢のようだった」と語り「今日は皆さまに祝っていただき感慨無量です」と、しっかりした声で感謝の言葉を述べた。

(2008年9月24日 中日新聞朝刊14面より)
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