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中日新聞掲載の大学記事

2013.02.02

コーヒーいかが 合同大学祭PR 17日開催 地域との交流企画

■リニモ藤が丘駅 学生ら地元NPOと協力

 長久手市の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で開かれる「リニモ沿線合同大学祭」(中日新聞社など後援)をPRしようと、運営メンバーの学生が1日、名古屋市名東区の東部丘陵線(リニモ)藤が丘駅でコーヒーの試飲販売を行った。地元のNPOと協力し、障害者が豆の選別などを担当したコーヒーで、評判は上々だった。(原田晋也)

 合同大学祭は、リニモ沿線に11ある大学と地域との絆を深めようと、学生が企画。地域住民や大学との交流企画が17日に催される。

 事前PRは、「地域と大学の交流」を掲げる学生が企画した。リニモ駅構内での販売は前例がなかったが、リニモの活性化にもつなげようと、運営する愛知高速交通に掛け合い、承諾を得た。企画した南山大総合政策学部4年の青柳琢也さん(22)は「将来的には、各大学の最寄り駅で学生と地元住民が協力したお店が出せるようになれば」と夢を語る。

 コーヒーを提供したのは、大学祭にも参加を予定している長久手市のNPO法人「楽歩(らふ)」。コーヒー販売を通じて障害者の自立を支援しており、障害者が能力に応じ豆の選別、計量、袋詰めなどを担当している。

 この日は学生20人が交代で販売や宣伝を担当した。大学祭をPRする青いユニホーム姿の学生たちは、「おいしいコーヒーいかがですか」と駅構内で呼びかけた。包装に大学祭のシールを貼るなど、イベントの告知にも励んだ。

 楽歩の浅岡道治理事長(44)も一緒に販売に当たり、「大学祭にはものすごい可能性があると思う。コーヒーを通じ、いろいろな人と協力しながらまちづくりをしたいと思っているので、今日は夢が1つかなったという思いだ」と笑顔を見せた。

(2013年2月2日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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