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中日新聞掲載の大学記事

2012.11.04

愛知大学野球 エース湧川1失点完投 愛産大 1部残留へ先勝

 愛産大(1部最下位)が中京大(2部代表)に4−1で先勝した。愛産大は4回に先制し、その後も小刻みに加点。投げてはエースの湧川雄貴投手(4年・中部商)が1失点で完投した。

■走者背負うも要所を締める

 たった1季で2部に逆戻りするわけにはいかない。愛産大の湧川が貫禄の投球を披露した。

 「先頭打者を出塁させないことと、走者をためないように意識した。自分らしさは出せたと思う」。9回に1点を失ったものの、リードを危なげなく守りきり、1失点で完投。残留に向けて一歩前進した。

 1部リーグ戦終了後、1週間はノースローで調整。疲労した体をしっかり休めて、入れ替え戦に備えた。序盤から走者を背負い、三者凡退は4回だけ。だが要所を締める持ち味は、緊迫した舞台でも生きた。

 愛産大は今秋1部に昇格したが、1部では勝ち点1で最下位。厳しさを味わった。だが、湧川は「いろいろな人に見られて気持ち良かったし、楽しかった」。4年生の湧川は最後のシーズンを1部で終えた。あとは、後輩のために来春1部の座を死守するつもりだ。(麻生和男)

■あと1本が出ず 中京大

 2010年春以来の1部昇格を目指す中京大は8安打を放ちながら、得点機であと1本が出なかった。先発の3年生左腕・清水も4回に失策をきっかけに先制を許すと、中盤に愛産大打線につかまった。「調子は悪くなかったけど・・・。2部にいた時の愛産大打線は力みがあったけど、きょうはなかった」と清水。半田監督は「切り替えてやるしかない」と前を向いた。

▽1回戦(愛産大1勝)
中京大(2部代表) 000000001―1
愛産大(1部最下位) 00011110x―4
(京)清水翔、永井、渡辺−金田
(産)湧川−岸端

(2012年11月4日 中日スポーツ10面より)
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