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2012.11.05
愛知大学野球 救い投げ12奪三振 岡部 1年生左腕
■愛産大と1勝1敗
中京大(2部代表)が愛産大(1部最下位)に6−1で雪辱。対戦成績を1勝1敗のタイとし、5日に瑞穂球場で行われる第3戦に勝負を持ち越した。第3戦で愛産大が勝てば1部残留、中京大が勝てば2010年春以来の1部復帰となる。中京大の先発左腕・岡部直人投手(1年・いなべ総合学園)は12奪三振で1失点完投した。
後がない中京大を1年生左腕が救った。負ければ2部残留が決まった中京大は先発・岡部が快投。愛産大打線を3安打に抑え、12奪三振で完投した。「12三振ですか。初めての入れ替え戦で緊張したけど、後半は自分の投球を取り戻せた。楽しめた」。試合後の表情も堂々としていた。
1回は1死から連打され、内野ゴロの間に先制点を許した。だが、ピンチらしいピンチはそれだけ。3回以降は1本の安打も許さず、逆転した4回以降は完全投球。外角に逃げるように落ちるチェンジアップと内角の直球が思うように決まり、8〜9回は5者連続三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げた。
「早めに逆転してくれたのが大きかった。先輩方も盛り上げてくれた」と岡部。1部リーグのメーン球場である瑞穂球場は自身初体験。「2部ではこんなにお客さんはいない。ボクはお客さんがいると乗れる」と球場の雰囲気も味方につけた。
■第3戦「全員で戦っていく」
いなべ総合学園高(三重)時代は2年夏に「3番・右翼」で甲子園に出場。初戦で敗れたものの、右翼からリリーフ登板し、3イニングを無失点に抑えた。大舞台には強いタイプだ。
高校卒業後の進路は、高校の恩師・尾崎英也監督の母校である日体大を第1候補にしていたが、「登板のチャンスをもらえる」と夏ごろに地元の中京大に変更。入学後、すぐに先発登板を経験し、今秋は3年生の主戦・清水に次ぐ2回戦の先発として1本立ちした。
「いずれはウチのエースになる投手。きょうもほぼ完璧だった」と半田卓也監督(29)。監督の信頼を勝ち取り、1部昇格を目指すチームに欠かせない戦力となった。
3日の第1戦はなすすべなく敗れたが、これで対戦成績はタイ。6季ぶりの1部昇格を第3戦に懸ける。「だれが出ても、全員で戦っていく」と半田監督。岡部がもたらした勢いで、一丸となって駆け上がるつもりだ。(麻生和男)
■湧川の連投裏目 愛産大
愛産大は3日の第1戦で完投したエース・湧川を2日連続で先発させたが、3回に2点を失い、3イニングで降板。2番手の平井も2点を奪われるなど踏ん張れなかった。
「自分で全部投げると言ってきたので、湧川に任せた。明日につながる試合にしたかったけど・・・。腹をくくってやるしかない」と青山監督。5日も先発が予想される湧川は「明日勝ったら、全てOKのつもりで行く」と切り替えていた。
▽2回戦(1勝1敗)
愛産大(1部最下位) 100000000―1
中京大(2部代表) 00220002x―6
(産)湧川、平井克、玉江−岸端
(京)岡部−金田
(2012年11月5日 中日スポーツ9面より)
中京大(2部代表)が愛産大(1部最下位)に6−1で雪辱。対戦成績を1勝1敗のタイとし、5日に瑞穂球場で行われる第3戦に勝負を持ち越した。第3戦で愛産大が勝てば1部残留、中京大が勝てば2010年春以来の1部復帰となる。中京大の先発左腕・岡部直人投手(1年・いなべ総合学園)は12奪三振で1失点完投した。
後がない中京大を1年生左腕が救った。負ければ2部残留が決まった中京大は先発・岡部が快投。愛産大打線を3安打に抑え、12奪三振で完投した。「12三振ですか。初めての入れ替え戦で緊張したけど、後半は自分の投球を取り戻せた。楽しめた」。試合後の表情も堂々としていた。
1回は1死から連打され、内野ゴロの間に先制点を許した。だが、ピンチらしいピンチはそれだけ。3回以降は1本の安打も許さず、逆転した4回以降は完全投球。外角に逃げるように落ちるチェンジアップと内角の直球が思うように決まり、8〜9回は5者連続三振を奪うなど、尻上がりに調子を上げた。
「早めに逆転してくれたのが大きかった。先輩方も盛り上げてくれた」と岡部。1部リーグのメーン球場である瑞穂球場は自身初体験。「2部ではこんなにお客さんはいない。ボクはお客さんがいると乗れる」と球場の雰囲気も味方につけた。
■第3戦「全員で戦っていく」
いなべ総合学園高(三重)時代は2年夏に「3番・右翼」で甲子園に出場。初戦で敗れたものの、右翼からリリーフ登板し、3イニングを無失点に抑えた。大舞台には強いタイプだ。
高校卒業後の進路は、高校の恩師・尾崎英也監督の母校である日体大を第1候補にしていたが、「登板のチャンスをもらえる」と夏ごろに地元の中京大に変更。入学後、すぐに先発登板を経験し、今秋は3年生の主戦・清水に次ぐ2回戦の先発として1本立ちした。
「いずれはウチのエースになる投手。きょうもほぼ完璧だった」と半田卓也監督(29)。監督の信頼を勝ち取り、1部昇格を目指すチームに欠かせない戦力となった。
3日の第1戦はなすすべなく敗れたが、これで対戦成績はタイ。6季ぶりの1部昇格を第3戦に懸ける。「だれが出ても、全員で戦っていく」と半田監督。岡部がもたらした勢いで、一丸となって駆け上がるつもりだ。(麻生和男)
■湧川の連投裏目 愛産大
愛産大は3日の第1戦で完投したエース・湧川を2日連続で先発させたが、3回に2点を失い、3イニングで降板。2番手の平井も2点を奪われるなど踏ん張れなかった。
「自分で全部投げると言ってきたので、湧川に任せた。明日につながる試合にしたかったけど・・・。腹をくくってやるしかない」と青山監督。5日も先発が予想される湧川は「明日勝ったら、全てOKのつもりで行く」と切り替えていた。
▽2回戦(1勝1敗)
愛産大(1部最下位) 100000000―1
中京大(2部代表) 00220002x―6
(産)湧川、平井克、玉江−岸端
(京)岡部−金田
(2012年11月5日 中日スポーツ9面より)
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