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中日新聞掲載の大学記事

2012.08.09

盛り上げに学生一役 大府、東浦 「ウェルネスバレー」 至学館大 催し運営参加 施設連携などに知恵

 大府市と東浦町があいち健康の森周辺で進める健康長寿の一大拠点「ウェルネスバレー」構想の知名度向上に向け、大府市の至学館大の学生の力を借りている。学生たちをバレー内の催しに参加、理解を深めてもらうことで、担当者は「私たちが気付かない部分を施策に反映できる」と期待している。(出口有紀)

 「もう一度、ジャンプ、ジャンプ」。東浦町森岡のあいち健康プラザ。9月2日まで開催中の企画展「わく! わく! ケンコォリンピック」のスタッフとして実習する3年の大角理佳さん(20)と西柚香(ゆずか)さん(20)が、五輪体操競技のつり輪に見立てた遊具にぶら下がろうとする子どもを補助した。夏休みで混雑する会場では3、4年生9人が交代で8日間、担当する。

 実習は、集客方法を探る作業部会の座長が至学館大健康科学部長の飯本雄二さんだったことがきっかけで始まった。5月からバレーに関する催しなどに3、4年生46人をスタッフなどとして参加させており、関連施設の連携策やにぎわいづくりに頭をひねってもらっている。

 ただ、現状ではこの企画に参加する学生自身の理解度もいまひとつ。大角さんと西さんも「構想自体が難しくて、これまで知らなかった」と明かすが「思っていた以上に親子が来場しており、このにぎわいを他の施設につなげることができたら」と考えを巡らせていた。

 担当者は「実習は将来の仕事を考えるきっかけにもなる。学生同士の口コミも利用して、バレーのことを若い人たちにPRできれば」と話す。

(2012年8月9日 中日新聞朝刊知多総合版より)

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