南山大（昭和区）経営学部の学生と豊田市浄水町のベーカリーカフェ「Ｔｒｅｓ　Ｔｒｅｓ　Ｂｏｎ！（トレトレボン）」が共同で、流行を取り入れたパンを考案した。松坂屋豊田店食品フロアの特設会場で７日まで販売している。

　開発に携わったのは、南山大の研究室でマーケティングを学ぶ３年生７人。１人がアルバイト先のトレトレボンで「新商品を考えてみたら」と提案された。

　５月中旬から街頭インタビューなどで消費者の好みを調べ、アイデアを出し合った。「健康志向」と「女性向け」を意識。「体に良い素材なら多少高くても買う」という声が多かったため、美容や健康に良い材料を積極的に取り入れた。

　ダイエット効果があるというナッツをたっぷり入れたパン、冷やして食べるレモンジュレ入りのパンなど６種類を商品化。価格は１８０〜６８０円で、一部は今後もトレトレボンの店頭に並ぶ。鈴木祐衣さん（２１）は「学生ならではの新感覚のパンを食べてみて」と話した。　（川原田喜子）

（2012年8月5日　中日新聞朝刊市民版より）