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中日新聞掲載の大学記事

2012.07.05

行きたいアフリカどこ? 大学生が9カ国プレゼン 生活、自然、文化など熱く 中村で7日「総選挙」

 なじみのないアフリカの国々の個性と魅力を知ってもらおうと、県内の大学生と国際協力機構(JICA)中部は7日、中村区平池町の愛知大名古屋キャンパスで、「第1回アフリカ総選挙」と題したイベントを開く。大学生らが“出馬”した9カ国のプレゼンターとして、自然や文化などを紹介。観客に「いちばん行きたい国」を投票してもらい、ナンバーワンを決める。(栗田晃)

 取り上げる国はエジプト、モロッコ、ウガンダ、ケニア、タンザニア、トーゴ、ニジェール、ジンバブエ、南アフリカ。

 JICAの現地事務所がある国の中、アフリカ大陸の東西南北から、バランスよく選んだ。8大学の学生27人が参加し、各国3人でプレゼンターを務める。

 イベント開催の発端は、実行委員長を務める名古屋大4年、服部保志さん(21)の経験。2年前、トーゴで非政府組織(NGO)活動に参加した。現地には家族仲むつまじく、笑顔のある暮らしぶりがあった。実情を知るに連れ、「貧しい」「治安が悪い」などの、アフリカ諸国への画一化されたイメージが変わったという。

 学生たちは1カ月かけ、準備を進めてきた。インターネットや文献に頼らず、名古屋に住むアフリカの人たちや、青年海外協力隊員のOBに会って話を聞き、食や娯楽、産業などのイメージを描いた。プレゼンテーションは各国10分間。民族衣装を着たり、音楽や映像を使ったり、若者の感性を生かした華やかな内容になるという。

 「僕たちのプレゼンテーションをきっかけに、他の大学生にも現地を訪れてもらいたい」と服部さん。

 開会は、7日午後1時。優勝した学生には、共催する旅行会社から旅行券が贈呈される。投票者の中からも抽選で、グッズが当たる。

(2012年7月5日 中日新聞朝刊市民版より)

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