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中日新聞掲載の大学記事

2012.05.30

高校生に大学教員が本格的講義 今秋「学びフォーラム」

■県教委など 進路選択のきっかけに

 県内の4年制の49大学と県教委などでつくる連携推進会議は29日、県庁で会合を持ち、県内の高校生を対象に大学教員らが本格的な講義を行う「あいちの大学『学び』フォーラム」を開くことを決めた。10、11月に、名古屋市中村区の県立大サテライトキャンパスで実施する。

 県教委が主催し、高校もしくは特別支援学校の1、2年生を対象にする。各大学が特色ある講義を1コマずつ担当し2日間で6講座を開く。文系や理系、芸術系と幅広い分野から、生徒の興味、関心に応じて好きな講義を選び、進路選択のきっかけにしてもらう。

 京都の国公立、私立大でつくる大学コンソーシアムが、高校生や保護者を対象に開いている大規模なフォーラムがモデル。京都では講義だけでなく、体験型講座や相談会も同時に行っており、将来的には同程度の規模、内容の開催を目指す。

 連携推進会議は、6月中旬まで参加校を募り、会場の増設も検討。9月に参加者の募集を開始する予定だ。出席した名古屋大の杉山寛行理事は「どういう点が高校生らにとって新しいのか、多様な形式を模索できるような内容で考えた方がよい」と話していた。

(2012年5月30日 中日新聞朝刊県内版より)

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