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中日新聞掲載の大学記事

2012.05.28

東海地区大学野球リーグ春季選手権 2日連続3校1勝1敗

 第61回全日本大学野球選手権大会(神宮、東京ドームで6月12日開幕)出場を懸けた東海地区大学野球リーグ春季選手権大会(中日スポーツ後援)は27日、日大国際関係学部(静岡学生)、岐阜経大(岐阜学生)、三重中京大(三重学生)の3校が1勝1敗で並んだ26日に続く“再戦”が浜松市営球場で行われたが、この日も3校が1勝1敗となり、決着を30日に持ち越した。30日は同球場で午前9時から三重中京大−日大国際関係学部、日大国際関係学部−岐阜経大、岐阜経大−三重中京大の順で対戦する。

■全国大会出場を懸け30日に再戦

 死闘の決着はまたしても持ち越された。2日連続のダブルヘッダーで選手は消耗しているため、再戦は中2日を開けて、30日に仕切り直すことに。全日本選手権初出場を狙う岐阜経大の小森茂監督(46)は「2日で4試合は肉体的にも精神的にもきつい。代表権を取っても燃え尽きてしまう」と歓迎した。

 社会人野球の西濃運輸で選手、監督として都市対抗に出場した小森監督の下で、岐阜経大は岐阜学生リーグを初制覇。全日本選手権に向けてもモチベーションは高い。この日の第1試合・日大国際関係学部戦で2日連続完封したエース・比嘉は「きつかった。最後は気力だった」。さらに第2試合の三重中京大戦で先発した吉田研(大垣日大高出)も敗れはしたが、2失点完投。吉田研は「公式戦で2日連続のダブルヘッダーは経験がない。でもマウンドに立てば大丈夫」と頼もしい。

 一方、第3試合で日大国際関係学部に勝てば、神宮行きが決まった三重中京大ナインは悔しそうな表情。第2試合の岐阜経大戦で2日連続となる2ケタ奪三振で完投勝利したエース・則本は「きょうで決めたかったけど…。次は2試合とも投げるつもり」と意気込んだ。 (麻生和男)

■望みつないだ 日大国際関係学部

 日大国際関係学部は1敗で迎えた第3試合で三重中京大に快勝し、神宮行きに望みをつないだ。

 第1試合の岐阜経大戦の途中でエース・山岸が足をつるアクシデント。野手陣にも疲労の色が見えたが、第3試合で4年生左腕・佐藤が相手の強力打線を1点に封じた。佐藤は「次は30日と聞いて、気持ちが楽になった。しっかり調整したい」と話した。

岐阜経大(岐阜学生=1勝) 100010100―3
日大国際関係学部(静岡学生=1敗) 000000000―0
(岐)比嘉−田原
(日)山岸−茂木、滝

三重中京大(三重学生=1勝) 010010000―2
岐阜経大(1勝1敗) 000001000―1
(三)則本−法本
(岐)吉田研−田原

日大国際関係学部(1勝1敗) 200000012―5
三重中京大(1勝1敗)000000010―1
(日)佐藤−茂木
(三)升岡、硴野、正木、愛敬−法本

(2012年5月28日 中日スポーツ9面より)

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