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2011.12.24
日福大、東海市に新校舎 太田川駅前 看護学部15年新設へ
日本福祉大(本部・愛知県美浜町)が同県東海市の名鉄太田川駅前に新たなキャンパスを設けることが分かった。2015年4月に新設を目指す看護学部を中心に1000人以上が学ぶ校舎を設置する計画。東海市と日福大は年内にも新キャンパスに関する覚書を交わす。
日福大が進出を予定するのは、太田川駅の西200メートルほどにある同市大田町で、市が公園建設を予定していた土地。駅周辺地区は名鉄名古屋駅(名古屋市中村区)から20分ほどと近く、特急も止まるため利便性が高い。高架化に伴う新駅が、今月17日に開業したばかり。計画では、日福大が7600平方メートルほどの土地を賃借し、キャンパスを設ける。市は当初予定していた公園を駅前再開発のほかの地区に移すことにしており、既に地元地権者らで組織する審議会の了承も得た。
日福大は、知多半島の美浜町と半田市などにキャンパスを構えているが、少子化に伴って大学間競争が激しくなる中、生き残りのため好立地での新たな学部開設を打ち出した。東海市も、大学進出はにぎわいの核となると期待を寄せている。
日福大では今後、文部科学省に看護学部の新設を申請する。東海市が隣接する同県知多市と共同で15年度の開院を目指す新市民病院を、看護の研修の場として活用することなども検討されている。
■キャンパスの都心志向進む 愛知県内
愛知県内では大学キャンパスの都心移転が進む。愛知学院大を運営する学校法人「愛知学院」(名古屋市千種区)は今秋、名古屋市中心部の名城住宅跡地を取得。2014年度を目標に日進市から商、経営両学部を移し、経済学部を新設する。愛知大(豊橋市)はみよし市のキャンパスを閉鎖し、12年度から名古屋駅近くの笹島地区で開設。名古屋学院大(名古屋市熱田区)は07年に瀬戸市から本部などを移し、愛知工業大(豊田市)も10年、名古屋市千種区に新設している。
(2011年12月24日 中日新聞朝刊1面より)
日福大が進出を予定するのは、太田川駅の西200メートルほどにある同市大田町で、市が公園建設を予定していた土地。駅周辺地区は名鉄名古屋駅(名古屋市中村区)から20分ほどと近く、特急も止まるため利便性が高い。高架化に伴う新駅が、今月17日に開業したばかり。計画では、日福大が7600平方メートルほどの土地を賃借し、キャンパスを設ける。市は当初予定していた公園を駅前再開発のほかの地区に移すことにしており、既に地元地権者らで組織する審議会の了承も得た。
日福大は、知多半島の美浜町と半田市などにキャンパスを構えているが、少子化に伴って大学間競争が激しくなる中、生き残りのため好立地での新たな学部開設を打ち出した。東海市も、大学進出はにぎわいの核となると期待を寄せている。
日福大では今後、文部科学省に看護学部の新設を申請する。東海市が隣接する同県知多市と共同で15年度の開院を目指す新市民病院を、看護の研修の場として活用することなども検討されている。
■キャンパスの都心志向進む 愛知県内
愛知県内では大学キャンパスの都心移転が進む。愛知学院大を運営する学校法人「愛知学院」(名古屋市千種区)は今秋、名古屋市中心部の名城住宅跡地を取得。2014年度を目標に日進市から商、経営両学部を移し、経済学部を新設する。愛知大(豊橋市)はみよし市のキャンパスを閉鎖し、12年度から名古屋駅近くの笹島地区で開設。名古屋学院大(名古屋市熱田区)は07年に瀬戸市から本部などを移し、愛知工業大(豊田市)も10年、名古屋市千種区に新設している。
(2011年12月24日 中日新聞朝刊1面より)