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2011.08.24
「太陽電池」など議論 中村区で国際フォーラム 26日まで
アジアやアフリカの研究者らを招き、太陽電池を中心とした自然エネルギー開発について考える国際フォーラムが23日、中村区の県産業労働センターで始まった。韓国、中国、アルジェリア、チュニジアといった国々から政府関係者を含めて150人が集い、持続可能なエネルギーについて議論する。26日まで。
中部大、東大、東工大などでつくる実行委が初めて開いた。4月に青森県弘前市で開く予定だったが、東日本大震災を受けて名古屋に変更。各国の研究者が登壇し、太陽電池の研究や利用の現状、送電システムなど今後の展望について述べた。
中心メンバーの1人で中部大の山口作太郎教授(超伝導工学)によると、アフリカの砂漠は砂を太陽電池の材料のシリコンとして活用でき、日照条件も良いため太陽光発電の大きな可能性がある。だが日本は太陽電池の生産で中国や台湾に追い抜かれたといい、「この分野にもっと力を入れるべきだ。原発を輸出するよりよほど国が元気になる」と強調した。 (日下部弘太)
(2011年8月24日 中日新聞朝刊市民版より)
中部大、東大、東工大などでつくる実行委が初めて開いた。4月に青森県弘前市で開く予定だったが、東日本大震災を受けて名古屋に変更。各国の研究者が登壇し、太陽電池の研究や利用の現状、送電システムなど今後の展望について述べた。
中心メンバーの1人で中部大の山口作太郎教授(超伝導工学)によると、アフリカの砂漠は砂を太陽電池の材料のシリコンとして活用でき、日照条件も良いため太陽光発電の大きな可能性がある。だが日本は太陽電池の生産で中国や台湾に追い抜かれたといい、「この分野にもっと力を入れるべきだ。原発を輸出するよりよほど国が元気になる」と強調した。 (日下部弘太)
(2011年8月24日 中日新聞朝刊市民版より)