愛知大学野球春季リーグ（中日新聞社後援）第５週第１日は３０日、名古屋市の瑞穂球場で１部の１回戦２試合を行い、中部大は２−０で名商大に勝ち、愛大は６−１で名城大を下した。名商大の開幕からの連勝は４で止まった。

　中部大は３回２死一、二塁から柴田の右中間三塁打で２点を奪った。５回からロングリリーフの平塚はリーグ戦初勝利。

　愛大は１−１の６回に敵失に乗じて２点を勝ち越すと、８回２死満塁から増田の走者一掃の左越え二塁打で突き放した。

■失敗繰り返さない

　同じ失敗を繰り返すわけにはいかなかった。中部大の平塚は２点リードの９回２死一、二塁を切り抜けた。「嫌なことが頭をよぎったので勝ててよかった」。信頼して起用を続ける善久監督の期待に応えた。

　４月２日の愛大１回戦で９回に３点のリードを守れず、チームは延長１１回の末に敗戦。「悪い流れになった」。不振の責任を感じていた。この日は５回を４安打７奪三振で無失点。「ピンチでもかわそうとせず、真っすぐで内角を攻めた」。５連敗で止まったチームにも初勝利の平塚自身にも大きな１勝となった。

◇瑞穂（中部大１勝）
中部大　００２００００００―２
名商大　０００００００００―０

◇同（愛大１勝）
愛　大　００００１２０３０―６
名城大　００１００００００―１

（2011年5月1日　中日新聞朝刊25面より）