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2011.04.24
東海学生サッカーリーグ 中京大 開幕から3連勝
■中田 守った!DF陣統率 東海学園大を完封
サッカーの第50回東海学生サッカーリーグ(前期)は23日、名古屋市の港サッカー場などで1部4試合が行われた。昨季2位の中京大は同6位の東海学園大に1−0で競り勝って開幕3連勝。前半40分、中村亮太(3年)が決めた1点を中田智久(4年)を中心としたディフェンス陣が守りきった。今季から1部に昇格した中部大は名商大に3−1で快勝した。
激しく、冷静に。雨をたっぷり含んだ重たいピッチに苦しみながらも中京大DF陣が統率の取れた守備で、前半に挙げた1点をしぶとく守りきった。
ロスタイムに突入し、東海学園大が得た最後のチャンスはゴール中央からのFK。土壇場に迎えたピンチもしっかりと防いで終了のホイッスル。勝利の輪の中心にいたのはDF中田だ。
■1人を3人で囲む
「雨の中だけにちょっとしたミスで展開が変わる。だから相手との距離感を意識してプレーした。1人に対し、3人で囲む感覚。うまくいったと思います」と中田は胸を張った。
開幕戦の名商大に3失点、先週の岐阜経済大戦が1失点。2連勝したとはいえ、全日本学生選抜にも選ばれている中田にとっては歯がゆい思いを繰り返してきた。
「前の2試合とも失点している。だからそろそろ0点で抑えようとミーティングから声を掛け合ってきた。これでさらに勢いづけると思う」
■先発に1年生3人
4年生になって一層、リーダーシップを求められる立場になった。しかも須崎(2年)、石原(3年)、佐藤(3年)ら主力を故障で欠き、3人の1年生がスタメンに入った。連係に一抹の不安はあった。それでも「違和感なく順応できました。これでけが人が戻ってくればレギュラー争いは激しくなるしチームは活性化しますからね」と目を輝かせる。
昨年は総理大臣杯、全国大学選手権で準優勝と日本一まであと一歩のところで涙をのんだ。「チームは去年よりひと回り成長しています。だから私はその方向付けをしてやればいい。まずは目の前のゲームをしっかりこなしていくことですよ」と西ケ谷監督。目標の全国制覇へ確かな手応えをつかむ開幕3連勝となった。
(竹尾和久)
■山下バースデー弾 今季昇格の中部大 2勝1敗
ゲーム後、チームメートに祝福され、全身にかけられたペットボトルの水が心地いい。FW藤岡からのパスをゴール中央で受けて試合を決定づける3点目のシュートを決めた中部大のFW山下真斗(3年)にとっては21歳のバースデーゴールとなった。「試合の流れから3点目が取れれば勝てると思っていた。狙い通り得点できてうれしい」
前日の練習で左足をねんざ。痛み止めの薬を飲んだ上、テーピングを施し、出場した。「あの1点が大きかった。気持ちで頑張ってくれた」と北辻監督も絶賛だ。
今季、1部昇格を果たした中部大。「われわれはチャレンジャー。失うものは何もない。ぶつかっていくだけ」と北辻監督。昨季の覇者、浜松大との開幕戦こそ落としたが、これで2勝1敗と白星が先行。目標のAクラス(5位以内)へ上々のスタートを切った。
(6)静岡産大3−0 愛院大(3)
(9)浜松大 4−0 岐阜経大(0)
(9)中京大 1−0 東海学園大(6)
(6)中部大 3−1 名商大(0)
※()内数字は勝点
(2011年4月24日 中日スポーツ10面より)
サッカーの第50回東海学生サッカーリーグ(前期)は23日、名古屋市の港サッカー場などで1部4試合が行われた。昨季2位の中京大は同6位の東海学園大に1−0で競り勝って開幕3連勝。前半40分、中村亮太(3年)が決めた1点を中田智久(4年)を中心としたディフェンス陣が守りきった。今季から1部に昇格した中部大は名商大に3−1で快勝した。
激しく、冷静に。雨をたっぷり含んだ重たいピッチに苦しみながらも中京大DF陣が統率の取れた守備で、前半に挙げた1点をしぶとく守りきった。
ロスタイムに突入し、東海学園大が得た最後のチャンスはゴール中央からのFK。土壇場に迎えたピンチもしっかりと防いで終了のホイッスル。勝利の輪の中心にいたのはDF中田だ。
■1人を3人で囲む
「雨の中だけにちょっとしたミスで展開が変わる。だから相手との距離感を意識してプレーした。1人に対し、3人で囲む感覚。うまくいったと思います」と中田は胸を張った。
開幕戦の名商大に3失点、先週の岐阜経済大戦が1失点。2連勝したとはいえ、全日本学生選抜にも選ばれている中田にとっては歯がゆい思いを繰り返してきた。
「前の2試合とも失点している。だからそろそろ0点で抑えようとミーティングから声を掛け合ってきた。これでさらに勢いづけると思う」
■先発に1年生3人
4年生になって一層、リーダーシップを求められる立場になった。しかも須崎(2年)、石原(3年)、佐藤(3年)ら主力を故障で欠き、3人の1年生がスタメンに入った。連係に一抹の不安はあった。それでも「違和感なく順応できました。これでけが人が戻ってくればレギュラー争いは激しくなるしチームは活性化しますからね」と目を輝かせる。
昨年は総理大臣杯、全国大学選手権で準優勝と日本一まであと一歩のところで涙をのんだ。「チームは去年よりひと回り成長しています。だから私はその方向付けをしてやればいい。まずは目の前のゲームをしっかりこなしていくことですよ」と西ケ谷監督。目標の全国制覇へ確かな手応えをつかむ開幕3連勝となった。
(竹尾和久)
■山下バースデー弾 今季昇格の中部大 2勝1敗
ゲーム後、チームメートに祝福され、全身にかけられたペットボトルの水が心地いい。FW藤岡からのパスをゴール中央で受けて試合を決定づける3点目のシュートを決めた中部大のFW山下真斗(3年)にとっては21歳のバースデーゴールとなった。「試合の流れから3点目が取れれば勝てると思っていた。狙い通り得点できてうれしい」
前日の練習で左足をねんざ。痛み止めの薬を飲んだ上、テーピングを施し、出場した。「あの1点が大きかった。気持ちで頑張ってくれた」と北辻監督も絶賛だ。
今季、1部昇格を果たした中部大。「われわれはチャレンジャー。失うものは何もない。ぶつかっていくだけ」と北辻監督。昨季の覇者、浜松大との開幕戦こそ落としたが、これで2勝1敗と白星が先行。目標のAクラス(5位以内)へ上々のスタートを切った。
(6)静岡産大3−0 愛院大(3)
(9)浜松大 4−0 岐阜経大(0)
(9)中京大 1−0 東海学園大(6)
(6)中部大 3−1 名商大(0)
※()内数字は勝点
(2011年4月24日 中日スポーツ10面より)