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スポーツ 2026.10.26
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駅伝 全日本大学女子 名城大 復活の女王

全日本大学女子駅伝で、1位でゴールする名城大のアンカー橋本和叶=弘進ゴムアスリートパーク仙台で
全日本大学女子駅伝は25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間、38.0キロで行われ、名城大が2時間2分21秒の大会新記録(現コースとなった2023年以降)で3年ぶり9度目の優勝を果たした。
名城大は2区で近藤希美が区間新の走りでトップに躍り出ると、その後は5区の1年生、木村真桜の区間賞の快走などで一度も首位の座を明け渡すことなく走り抜いた。
1分10秒差の2位に大東大、3位は2連覇を狙った城西大。東北福祉大、順大、筑波大、日体大、大阪学院大までの上位8校が来年の出場権を得た。
■1年木村 新風巻き起こす
大会新記録でつかんだ3年ぶりの優勝。区間賞を手にした3選手の中でも、とりわけ1年生の木村真桜(茨城キリスト教学園高)の快走が光った。ほぼ無名だった高校時代から一転、最長9.2キロの5区を先頭で独走し「初めて中継車の前で走らせてもらい、楽しんでのびのび走れた」と言ってのけた。
1位でたすきを受け、優勝を争う4位大東大との差は50秒。昨年まで3年連続で5区区間賞のサラ・ワンジルが追ってきていた。「怖い気持ちもあった」と言いつつ、最初の2キロを相手より12秒速く入ってペースをつかむ。最後はリードを1分8秒に広げ、アンカーへ。長い距離への適性が、大学で開花した。
ここ2年の低迷で、上級生は「優勝」と口にするのをためらうようになっていた。新風を吹き込んだのは、木村ら1年生。普段から「優勝しましょうね」と言い切る姿に、皆がその気になった。
3年前まで続いた7連覇の終わりごろにはチーム内で勝利への執念が薄れ「こんなきつい練習しなくても勝てる」という言葉まで飛び交った。米田勝朗監督は「貪欲に勝ちたいと一人一人が思ったことが取り組みに出た」と大きな変化を感じ取る。
瀬木彩花主将(4年、岐阜・美濃加茂高)は「少しずつ強い名城を取り戻せている。1回勝つだけじゃなく、勝ち続けたい」。12月末の全日本大学女子選抜駅伝も、優勝すれば3年ぶり。かつての常勝軍団が、真価を示す2冠へ駆けだした。 (浅井貴司)
(1)名城大(真柴、近藤、力丸、村岡、木村、橋本)2時間2分21秒=大会新
(2)大東大2時間3分31秒
(3)城西大2時間5分2秒
(4)東北福祉大2時間5分27秒
(5)順大2時間5分51秒
(6)筑波大2時間6分20秒
【区間1位記録】
▽1区 (6.6キロ)今西紗世(帝京科学大)20分57秒
▽2区 (4.0キロ)近藤希美(名城大)12分36秒=区間新
▽3区 (5.8キロ)本沢美桜(城西大)18分54秒
▽4区 (4.8キロ)石川苺(城西大)15分41秒
▽5区 (9.2キロ)木村真桜(名城大)28分50秒
▽6区 (7.6キロ)橋本和叶(名城大)24分45秒
(2026年10月26日 中日新聞朝刊14面より)