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中日新聞掲載の大学記事

2010.11.26

ファイナルヘ真央「金」意識 フィギュア仏杯 公式練習

■ジャンプ修正「いい感じ」

 【パリ=海老名徳馬】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦、フランス杯は25日、当地で公式練習が始まった。シリーズ開幕戦のNHK杯で8位と出遅れた浅田真央(中京大)や、第3戦の中国杯で優勝した小塚崇彦(トヨタ自動車)らが、ファイナル(12月・北京)進出を目指して氷の感触を確かめた。

 NHK杯で乱れたジャンプの修正に挑んできた浅田。この日は得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を6回跳び、3回成功させた。その他のジャンプも練習時間の最後まで繰り返し確認し、「不安はあるけれど、NHK杯よりは断然良くなっている。いい感じであしたにいける」と表情は明るい。ファイナル進出には厳しい状況だが、「今季まだ一度もいい演技をしていない。金メダルを取れば、次にいい流れもできる」。優勝を意識する言葉を自ら口にした。

 小塚は4回転ジャンプに2回挑んだ。成功は1回で着氷も乱れたが、「成功の感覚をしっかり持って跳べば問題ない」と自信をのぞかせた。女子の公式練習では、村主章枝(陽進堂)、今井遥(東京・日本橋女学館高)も本番に向けて調整した。

 26日に男女のショートプログラム(SP)などで開幕する。

(2010年11月26日 中日新聞朝刊22面より)
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