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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2026.09.25

空き物件再生 名工大生妙案 図面と模型 港区で展示

近隣住民らに図面や模型を用いて設計を発表する後藤さん(中央)=港区名港1の港まちポットラックビルで

近隣住民らに図面や模型を用いて設計を発表する後藤さん(中央)=港区名港1の港まちポットラックビルで

 空き家や空き店舗が全国で増える中、名古屋工業大(昭和区御器所町)社会工学科建築・デザイン分野の学生が、港区の西築地学区にある空き物件を再生するアイデアをまとめた図面と模型が、同区名港1の「港まちポットラックビル」と別館「スーパーギャラリー」で展示されている。26日まで。 

 設計は、同大で建築学を研究する夏目欣昇准教授らの授業の課題で、今回が初の試み。図面やコンセプトをデザインしたポスターと、図面をもとにスチレンボードなどで作った模型各12点が並ぶ。展示は、地域住民や市などでつくる「港まちづくり協議会」や名古屋まちづくり公社など4者が共催した。

 有志の学生2人による発表会が8月中旬にあり、近隣住民や空き物件の所有者、市や公社の担当者ら12人に向けて物件の再生案を説明。住民からは「にぎわいが創出できそう」「(一帯が)さびれているのできれいになってほしい」という前向きな声が上がった。

 アパートだった建物をパン店にする設計案を示した同学科3年後藤栞奈さん(20)は「ひとつの物件の用途からまちづくりまで、多角的に考える良い機会になった」、クリーニング店に再生する提案をした同学科3年大野絢香さん(20)は「所有者の方からじっくり話を聞けた。来年度の卒業設計に学びを生かしたい」と振り返った。

 協議会の西村隆登さん(28)は「物件の所有者が建築学生に協力することで、町づくりの新しいイメージが膨らむ」と、地域と学生が連携する意義を語った。 (田村貴也)

(2026年9月25日 中日新聞朝刊市民版より)
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