進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ

中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2026.09.10

この記事の関連大学

桜花学園大に初の理系学部 来春 情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科 新設

■データで社会課題解決 「女子大」イメージ脱却へ

 豊明市の桜花学園大は来春、データを活用した社会課題解決を学ぶ理系の「情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科」を新設する。女子大としてのイメージが強い「桜花」だが、2024年に共学化して、初の理系学部を構えることに。少子化が進む中、多様な学びの場を用意して学生確保につなげたい考えだ。(青山直樹)

 桜花学園大は1998年に開学し、系列の名古屋短大とともに保育系で中部地方最大規模を誇る。だが近年は学生数の減少が続いており、24年に共学化。同年には「韓国専攻」のある国際学部を設置するなど、従来の価値観にとらわれない大学運営にかじを切ってきた。

 ソーシャルデータサイエンスは、データサイエンスの技術を社会科学の問題解決に応用することを目的とした学問で、同名の学部が一橋大にある。桜花学園大が新設する学科では、始めに情報科学やプログラミングなどの基礎を学ぶ。確率統計学やデータを活用した心理学、人工知能(AI)についても知識を深め、社会課題を解決するための分析方法を身に付けていく。

 スポーツの勝利戦略をデータにより分析、最適化したり、K-POPのヒットの理由を読み解いたりと、幅広い研究テーマが想定される。保育の分野なら、子どもの行動データや発達記録を分析し、個々に応じた支援を考える際に役立つ力が養える。学科の定員は80人で、卒業後の進路は商社、金融、コンサルティングやソフトウエア開発者、プログラマーなどが見込まれるという。

 学部長は、ロボット研究で知られる県立大の村上和人名誉教授が務める。村上新学部長は「生成AIなど、情報科学を取り巻く新技術が次々と生み出される一方、解くべき社会課題は複雑化、高度化している」と指摘。「データで社会課題を解決することが新学部のコンセプト。文理を超えた学びで、次世代社会を担う人材を育成していく」と話している。

(2026年9月10日 中日新聞朝刊県内総合版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る