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こども病棟に笑顔の思い出 豊明 保育専攻の学生ら 藤田医科大病院へ

学生たちと粘土のマグネット作りを楽しむ子どもら=豊明市の藤田医科大病院で
豊明市の名古屋短大専攻科保育専攻の学生たちが7月28日、同市の藤田医科大病院こども病棟で、粘土でマグネットを作るワークショップを開いた。自身も幼いころに入院経験がある高野真悟准教授が、院内で楽しい時間を過ごしてもらいたいと企画。学生たちが作り方を優しく手ほどきし、子どもたちが夏の思い出をつくった。(青山直樹)
同専攻では保育科を卒業した学生たちが、より専門的な知識を2年間学ぶ。指導する高野准教授は小学4年の時に交通事故に遭い、1カ月ほど入院。この経験が、ワークショップのきっかけになったという。
「時間を持て余し、とても退屈だったことを今でも覚えている」と高野准教授。「子どもたちは不安な気持ちを抱えている。だからこそ、ひとときでも病気のことを忘れて、楽しめる時間をつくってあげたい」と考え、病院側に企画を提案。昨年に初めて開いた。
2年目となる今回は保育専攻の1年生11人が参加し、園児から中学生までの計30人がプレイルームなどに集まった。安全面に配慮し、さまざまな色の付いた粘土を用意。子どもたちは思い思いにロケットや船をかたどったり、ペンで顔を描いてアニメのキャラクターに仕上げたりした。
学生たちは「上手だね」「色がきれい」などと笑いかけながら一緒に制作。子どもたちは最後に磁石を付けて、オリジナルのマグネットを完成させた。小学3年の男児は「好きなゲームのキャラクターが作れて、楽しかった」と顔をほころばせた。
近藤咲亜良(さあら)さん(20)は「粘土をこねる感触を楽しんでもらうつもりだったけれど、絵を描くのが好きな子もいて、意外な発見があった」と笑顔。「すごく楽しかったし、保育士を目指す上でもいい経験ができた」とほほ笑んだ。
高野准教授は「子どもたちも途中で飽きたりせず、長い時間取り組んでくれた。楽しんでくれたと思う」と話し、「普段とは違う場での活動で、学生たちの成長も感じる」と目を細めていた。ワークショップは5日にも開き、ミニプラネタリウムを作る。
(2026年8月4日 中日新聞朝刊なごや東版より)