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お知らせ 2026.05.20
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中京学院大 多治見移転へ急ピッチ 施設やプログラム 充実図る
■新入生増 学生向け住宅確保にも力
中京学院大(本部・瑞浪市)が来年4月、瑞浪、中津川両市のキャンパスを多治見市に移転集約するまで、1年を切った。メーンキャンパスとなる旧笠原中学校の校舎の改修や新築工事とともに、学習環境の改善や学生向け住宅の確保が急ピッチで進んでいる。(吉本章紀)
3月末で閉校した笠原中学校。校舎や屋内運動場は中京学院大が改修して活用する一方、プールなどは解体して200台以上の学生用の駐車場とする。3階建ての施設を新築。1階に図書館、2階にICT(情報通信技術)教育施設やラーニングコモンズ、3階に保育や看護の実習室を設け、全学部の学生が交流できる施設となる。
移転を控える中、経営学部ではスポーツ業界の経営手法や市場調査を学べる「スポーツマネジメントプログラム」を導入。高校生への調査を基に、芸能や地域文化などのエンターテインメント分野の企画、マーケティングといった経営的視点を学ぶプログラムも本年度から始めた。
看護学部では、移転先の多治見市にある県立多治見病院と連携し、実習から就職までを包括するプログラムなどで、地域の医療機関を支える看護師を育成する。スポーツに特化した看護師や、美容外科「高須クリニック」名古屋院の高須幹弥院長を臨床教授に招いた美容看護師の育成強化なども始めた。看護師としての多様な働き方を学生に提示し、卒業後に子育てなどライフステージに合わせた働き方ができるよう支援するカリキュラムを目指しているという。
保育科では東海地方で唯一、自分のタイミングで教材を視聴できる「オンデマンド形式」の受講を一部で導入。実習で地域の保育園・幼稚園との連携を強化し、本年度は人工知能(AI)の解析で学生と各園の特性を踏まえたマッチングを提案する独自の仕組みを開発する予定。来年度以降は他の学部の進路などへの応用を見込む。
今年4月の入学者数は留学生94人を含む263人。25年の145人、24年の151人から増加した。留学生はコロナ禍もあって22~25年は0~13人だったが、今年は大幅に増加。昨年度は全学部学科で定員を割ったが、本年度は経営学部と保育科で定員が充足した。本年度の在籍者数が631人で、このペースで推移すれば目標とする千人規模の大学が視野に入る。
課題は学生向けの住宅。本年度は移転を見越したとみられる新入生27人分の多治見市での需要に対して30軒の物件を確保。同大によると、今年4月時点で、来年4月に同市内で必要になると見込む約380軒のうち、約240軒のめどが立っており、現在もJR多治見駅から笠原町の多治見キャンパス周辺にかけて、新築やリノベーションのアパート、ルームシェア、フロアシェアといった物件確保に動いている。
学校法人中京学院戦略企画本部長高柳昌弘さんは「大学が地域の一員になれるよう、『地域のために大学は何ができるか』を考えて積極的に働きかけていきたい」と力を込める。
(2026年5月20日 中日新聞朝刊東濃版より)
中京学院大(本部・瑞浪市)が来年4月、瑞浪、中津川両市のキャンパスを多治見市に移転集約するまで、1年を切った。メーンキャンパスとなる旧笠原中学校の校舎の改修や新築工事とともに、学習環境の改善や学生向け住宅の確保が急ピッチで進んでいる。(吉本章紀)
3月末で閉校した笠原中学校。校舎や屋内運動場は中京学院大が改修して活用する一方、プールなどは解体して200台以上の学生用の駐車場とする。3階建ての施設を新築。1階に図書館、2階にICT(情報通信技術)教育施設やラーニングコモンズ、3階に保育や看護の実習室を設け、全学部の学生が交流できる施設となる。
移転を控える中、経営学部ではスポーツ業界の経営手法や市場調査を学べる「スポーツマネジメントプログラム」を導入。高校生への調査を基に、芸能や地域文化などのエンターテインメント分野の企画、マーケティングといった経営的視点を学ぶプログラムも本年度から始めた。
看護学部では、移転先の多治見市にある県立多治見病院と連携し、実習から就職までを包括するプログラムなどで、地域の医療機関を支える看護師を育成する。スポーツに特化した看護師や、美容外科「高須クリニック」名古屋院の高須幹弥院長を臨床教授に招いた美容看護師の育成強化なども始めた。看護師としての多様な働き方を学生に提示し、卒業後に子育てなどライフステージに合わせた働き方ができるよう支援するカリキュラムを目指しているという。
保育科では東海地方で唯一、自分のタイミングで教材を視聴できる「オンデマンド形式」の受講を一部で導入。実習で地域の保育園・幼稚園との連携を強化し、本年度は人工知能(AI)の解析で学生と各園の特性を踏まえたマッチングを提案する独自の仕組みを開発する予定。来年度以降は他の学部の進路などへの応用を見込む。
今年4月の入学者数は留学生94人を含む263人。25年の145人、24年の151人から増加した。留学生はコロナ禍もあって22~25年は0~13人だったが、今年は大幅に増加。昨年度は全学部学科で定員を割ったが、本年度は経営学部と保育科で定員が充足した。本年度の在籍者数が631人で、このペースで推移すれば目標とする千人規模の大学が視野に入る。
課題は学生向けの住宅。本年度は移転を見越したとみられる新入生27人分の多治見市での需要に対して30軒の物件を確保。同大によると、今年4月時点で、来年4月に同市内で必要になると見込む約380軒のうち、約240軒のめどが立っており、現在もJR多治見駅から笠原町の多治見キャンパス周辺にかけて、新築やリノベーションのアパート、ルームシェア、フロアシェアといった物件確保に動いている。
学校法人中京学院戦略企画本部長高柳昌弘さんは「大学が地域の一員になれるよう、『地域のために大学は何ができるか』を考えて積極的に働きかけていきたい」と力を込める。
(2026年5月20日 中日新聞朝刊東濃版より)